親友が気に入られてた【灰谷兄弟】

#20 ページ21

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『ただいまぁー…………なにしてんの』



再び灰谷家に戻るとさっき居た人達が何故かパンイチになってた。それと涙目な竜胆



蘭｢えﾞ、Aなんでいんの｣

『コンビニ行ってた。』



買ってきた袋を見せる。



それだけ話すとすぐに蘭は自室へとササクサと入っていった。
せっかく来たのに何それ



『取り敢えず服きたら〜？どー言う罰ゲーム？』



そう言いながら不良共の方へ向くと竜胆が泣きながら抱き着いてきた。



竜胆｢あﾞりﾞがどうﾞ｣



助かった。ありがとう。と何度も繰り返す。

あー、そういえば寝起きの蘭最悪だったっけ

この泣き虫な子供どうしようか



なんてこと考えてると他の男共もお礼を言い土下座をした。
どれだけの地獄が起きてたんだここは



『いいから服着る！！！
竜胆もそろそろ離れて…いててて、内蔵出る！…分かったから締め付けるな！！』



竜胆に後ろから抱きつかれながらゴミやらなんやらで散らかった部屋を片付けていく。



｢｢｢｢ありがとうございました！！！！｣｣｣｣

『はいはーい、また蘭に殺されないように気を付けな〜』

｢｢｢｢ッ……、｣｣｣｣



片付け終わる頃に蘭が部屋から出てきた。
今度はさっきと違っていつもみたいに三つ編みをして服もスウェット姿から着替えられていた。



『おはよー蘭。プリン買ってきたから食べな』

竜胆｢そういやAなんで来たん？｣

『あー、ラーメン食べたくて』

竜胆｢こんな時間に？｣

『太るって言いたいの？？？？』

竜胆｢なんもいってねーじゃん｣



でももうなんやかんやで1時を回ってしまっていた。
この時間に食べるラーメンは美味しいだろうけど、もうこの家から出たくないな



蘭｢ラーメン食い行くか？｣

『いやいーや。めんどくさい』

竜胆｢んだよ｣

『インスタントなら買ってきてる』

竜胆｢ナイス！食べよーぜ｣



一緒にお湯を沸かしてラーメンをおいしく食べましたとさ。



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『そういや蘭ちゃん着替えてるけどなんか用事あったんかな』

竜胆｢そーゆー訳じゃねぇと思う｣

『なんか知ってんの？』

竜胆｢(あんな長不機嫌モードの自分見られたくねーんだろーな。これ言ってオレ殺されねーかな)｣

『知ってんねその顔は！』

竜胆｢さー｣

『今なら蘭ちゃん居ないから！ね？お願い！』

竜胆｢はぁ……ぜってー兄ちゃんに言うなよ？｣

『👍』

竜胆｢Aの前では常に完璧の状態で居たいんだと思う｣

『なにそれかわいいー』

竜胆｢あ、……、｣

『………私何も知らない』

蘭｢…………………｣

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