親友が気に入られてた【灰谷兄弟】

#12 ページ13

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『ほんとに久しぶり。最後に会ったの3年くらい前じゃない？』



黒川イザナ、私のお兄ちゃんだ。と言っても血は繋がってはいない
私がまだまだ幼かった頃よく通ってたバイク屋にいたのがイザナだった



イザナ｢戻ってきてんなら言えよ｣

『忘れてた』



そう言うとごんっと頭を叩かれる。グーで
イザナは横を通り過ぎると自分の家かのようにソファで寛いだ



イザナ｢夢見のこと聞いた。死んだんだってな｣

『うんそうなんだ
てか覚えてたんだね』

イザナ｢お前があんだけ夢見夢見言ってんだから嫌でも覚えるっつーの｣



確かに夢見の話をイザナにずっとしてたけどまさか覚えていたなんてとびっくりした。



『今日は泊まってく？』

イザナ｢当たり前だろ｣

『だよね。買い出し行くから来て』

イザナ｢ん｣



近くのスーパーによるのとついでにイザナの服を買い家に戻る。
まだ今は冬だけど低血圧のイザナのために魚を使った和食にした



『そーいえば鶴ちゃん元気？』

イザナ｢俺の前で他の男の話すんのか？｣



イザナはこのように独占欲が強い。



『違う違う！そんな意味で聞いた訳じゃなくて、そりゃ気になるでしょ？全然会ってないんだもん』



孤児院にいてそこからも色々とあったし私もそれは承知してる。
イザナの独占欲は仕方ないと



イザナ｢下僕か…ま、仕方ねえ教えてやる｣



そう言うと鶴ちゃんのことを話してくれた。
ご飯を食べ終えてもお風呂に入ってる時も。話が終わったのは完全に寝る用意ができた時だった。

何かといってイザナは鶴ちゃんのことが好きなんだよね



『元気そうで良かった。また会いたいなあ』



そう呟くと正気かと言いかけるような目で睨まれる
結局は会わせてくれるんだろな

イザナの後ろをずっとついて行っていた小さかった鶴ちゃんを思い出すと頬が緩んだ



イザナ｢さっさと寝るぞ｣

『はいはい』



そう言って同じ布団に潜る。
3年前から変わっていないのは寝る時私に抱きついてくるとこだった。



『おやすみ、イザナ』



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長い間更新してなくてすみません、
これからまた更新再開します！ので！リクエストください🙇‍♀️

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