今日だって君を (ページ3)

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MH sid

｢じゃあな！ミンハオー！」

MH｢うん、じゃあ。」

はぁ、、最近は受験に向けての勉強ばっかりで疲れるな。なんて思いながら帰っていたら後ろから聞き慣れた声がした。

『あ、ミンハオくん』

久しぶりなんて微笑みながら横に来て歩く彼女はユン・A僕の幼馴染兼好きな人。

彼女は僕が中国から来てまだ間もない時に話しかけてくれた友達。

友達と言ってもいつからか一人の女の子として見るようになってから何か小っ恥ずかしくて小さかった頃のように話したりすることができなくなってしまった。

態度も冷たくなってるというのに。昔と同じように接してくれる彼女には嬉しさと同時に一人の男として見られてないんだなと悲しくなる。

『ってことがあってさ結局私だけが雑用手伝わされたんだよね』

なんて呑気に今日起きた出来事を話してるが彼女が高校に入ってから聞く話は全部男が関わってる。

僕の気持ちも知らずに他の男との楽しい日常を話してくる。

そんな好きな人の口から男の名前なんて聞きたくないし、嫉妬だってする。

そんな汚い感情がまた態度に出てしまい

｢へぇー、大変そうですね。ヌナ」

可愛くない返事をしてしまう。

あー、良くない良くないなんて思ってると

『あ、そういえば、ミンハオくんはもう高校どこに行くか決めたの？』

勿論ヌナと同じ学校がいいからセブチ高校にします。なんてこと言えるわけがないからカラット高校と迷ってるなんて嘘をついた。

『へぇ！じゃあセブチ高校は？～～あるし、～～もいいし！』

嘘をついたらセブチ高校のいいところを色々と教えてくるから少しだけ揶揄いたくなって

MH｢そんなに同じ学校がいいの？ヌナㅎ」

え、なんでとか言って戸惑ってるけど同じ学校がいいって否定しないことに少し顔が熱くなった。

MH｢否定しないんだ/」

心の声が漏れてたらしく、んー？なに？なんて聞き返してくるけど

MH｢なんでもない」

と言って僕も今日あった出来事を話した。

隣で僕の話で笑ってくれる君を今日も愛おしく思いながら。