今日だって君を (ページ2)

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｢へぇー、大変そうですね。ヌナ」

なんて、興味なさそうに言ってくる彼はシュウ・ミンハオ。

小学校の頃に中国から韓国に来たそう。

『あ、そういえば、ミンハオくんはもう高校どこに行くか決めたの？』

私と同じ高校に来てくれたらなっていう希望を込めて聞いてみた。

MH｢セブチ高校かカラット高校で迷ってます。」

まさか私の高校が選択肢に入ってるとは思わず嬉しくてセブチ高校を激推ししてしまった。

『へぇ！じゃあセブチ高校は？～～あるし、～～もいいし！』

MH｢そんなに同じ学校がいいの？ヌナㅎ」

なんて、微笑みながら言ってくるもんだから

『え、なんで、？』

MH｢だってその制服セブチ高校のですよね？」

あ、そうだ私制服着てるんだった。

というかいつも塩なのにたまに微笑んできたりするのはずるいよ、ミンハオくん。

でも彼のこんな些細な行動や言葉でドキドキするようになったのはいつからなのかな？

きっと彼はなにも思ってないんだろうな。

私はあなたをこんなにも愛おしく思ってるのに。

MH｢〜〜ぃ〜〜だ」ﾎﾞｿｯ

『んー？なに？』

MH｢なんでもないです。」

MH｢そういえば～～が～～で～～」

今日はミンハオくん機嫌がいいな。

なんかいいことあったのかな？私とお話ししたから機嫌が良くなったとか、そんな事あるわけないのに。

『そうだねㅋㅋ確かにそれは～～ ㅋㅋ』

たとえ私を好きにならなくともミンハオくんが幸せならそれでいいって思えるような素敵なヌナにならないとな。

『じゃあ私こっちだからじゃあね。』

MH｢気をつけてくださいね。」

『ミンハオくんもねㅎ』

*

『ただいまー』

母｢あら、おかえり。あ、お母さんとお父さん明日から三日間結婚記念日でお家開けるけど大丈夫？」

『もうお母さんㅎ私高1だよ？ㅎ大丈夫だってば！ㅎ』