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23話 ページ24

いきなりだが
今俺は物凄く気不味い。
さて何故か。




(なんで此奴がポアロで働いてんですかね〜?)
ニコニコと普段なら絶対しない笑顔をした男。
言わずもがな,音沙汰無しだった男_降谷である。


梓「あ,黒鉄さん。どうです?お子さんの体調。」

『すいません。任せちゃって…
あ,ちびっ子は熱も引いて元気なんで。
で,其方は?』
何時になくニコッとした顔で降谷を見てやれば
降谷の方から返事が返ってくる。

??「安室 透です。毛利先生の弟子をしています。
 よろしくお願いします。」
手を出して来るが,顔は笑っていない。

『黒鉄 Aです。色々あって本職で休み
くらったんで,働かせて貰ってます。よろしく』
勿論,俺はその手を取ったが考えは一緒だった様で
2人でギリギリとお互いの手を力任せに握った。

『そういや…梓さん?』
ふと言い忘れていたことを思い出す。

梓「?はい」

『本職のことお客さんにはあまり離さないで
下さい。訳あっての休みなので…』

梓「そういうことですね!!分かりました」
笑顔で返事をする彼女。
本当に優しい人だと思うしいい人だ。
(さて,後はそこにいる安室への説明だが。)

安「黒鉄さんお子さんがいるんですか?」

『ええまぁ。1週間程前保護したんですよ。
 休暇くらったのもそれが理由です。』

安「ホォー…写真とか無いですか?」

『あ,そういや撮ってませんね。
 まぁ1人だけ拒否されるんですけどね。』

安「写真が嫌いな子がですか。
  というか1人じゃないんですね。」

『危なっかしくて見てられないです。』

安「後で少し…((客「注文いいですか〜?」
 すぐ行きます。では,失礼します。」
ペコッと頭を下げる安室。

(というか,ハムサンドは彼奴お手製かよ。)
ちなみに,レシピの元は多分黒鉄である。

ハァ…と1つ溜息をつき,自分に喝を入れる。

『頑張るかな。チビ4人の為にもな…』

久方振りの同期の生存を確認し,安心する中
刻一刻と迫り来る脅威をまだこの町が知る由も
なかった。

24話 _番外編【螢を夢見るか。】※本編関係なし→←22話 _少年の夢



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ブルードーナツ(プロフ) - とても面白いです!このストーリー好きです! 部外者が言うのもアレですが、友人さんには友人さんの凄いところがあり、貴方様には貴方様にしかない凄い所があると思います!比べるというのはつらくて悲しいかも知れませんがいつでも戻って来られる日を楽しみにしてます (2022年5月18日 20時) (レス) @page28 id: e782ba2d12 (このIDを非表示/違反報告)
エイム(プロフ) - すごく面白くて俺はこの作品が大好きです!。俺も似たような感じなので少し分かります。だからなんだと言う話なのですが(苦笑い)。この話をこの世に出してくれてありがとうございました (2020年6月15日 1時) (レス) id: 749cfc485c (このIDを非表示/違反報告)
ユキ(プロフ) - 面白かったです!とても字の見やすさなどが全て素敵でした! いつでも帰ってきてください!楽しみにしています(*^^*) (2020年5月3日 2時) (レス) id: 76b5c128be (このIDを非表示/違反報告)
Kir。(プロフ) - ゆうさん» ありがとうございます。どうなっていくのかは不明ですができる限り続けていきたいと思います。よろしくお願いします (2019年12月27日 14時) (レス) id: a29ffa2330 (このIDを非表示/違反報告)
ゆう - 面白かったです。。更新楽しみに待ってます (2019年12月27日 8時) (レス) id: 7c49b78205 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Kir。 | 作成日時:2019年9月15日 22時

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