20話 _新人店員さん ページ21
突然だが。
バイトを始めた。
上から休みを貰ったものの,する事も無く
食費も4人分増えたので,働く事にした。
上からの許可は取得済みである。
(まぁ…探偵坊主の力を借りれるのが1番だが。)
毛利探偵事務所下,�爛櫂▲蹲瓩任�
昼を過ぎた今,人が増えて大変である。
梓「黒鉄さーん,レジお願いしまーす!!」
『はーい。今行きます』
レジ打ちに移動したかと思えば,調理に入る。
そんな繰り返し。
だが元より料理は趣味でしていたからか,ペース良くできる。
『会計＿＿円です。』
(この喋り方慣れねぇな。)
『またお越しくださーい。』
最後の客が出ると,昼も終わりだと分かる。
ふと厨房に目をやると,溜まった食器を洗っている
梓さんが見えた。
『あ,俺やりますよ。
梓さんが昼1番働いてましたから』
梓「いいんです？」
『それに沢山洗うのは慣れてるんです。』
梓「じゃあお言葉に甘えますね。」
すんなりと変わってくれたものの,シンクには大量の
食器。しかしながら,3分の1は終わっている。
大変だったろうなと思いつつ,溜まりに溜まった
食器を洗い出した。
こんな量洗うのは何時ぶりだろうか。
交番勤務の時期に1度家で宅飲みした時以来だろうか
降谷と俺があまりにも量を作るから,6人全員腹が
一杯だった覚えがある。
梓「黒鉄さん。楽しそうですね」
『…へ？』
予想外の言葉を急にかけられて驚く。
知らない内に口元が緩んでいたのだろうか。
梓「口元緩々でしたよ？」
『ああ。多分同期の事考えてたからですね。』
梓「同期？あ,そういえば休暇中で今ここでバイト
してるんでしたっけ？黒鉄さんって普段
何してるんですか？」
『警官です。』
梓「…へ？」
『だーかーら警察官です。』
梓「え?!黒鉄さんって警官なんですか?!」
『梓さん顔顔。めっちゃ驚くじゃないですか
上から強制的に長期休暇くらいまして…
4人程子供を保護してて食費が洒落にならない
んで…』
梓「仲良いんですね。同期の方と」
『ええまぁ。元気にやってるといいんですが。』
梓「？」
『いや,こっちの話です。気にしないで。』
同期の話を明るく話せたのは初めてだと思う。
ずっと暗い話だった。
あの4人がそうだとするのなら
彼等が生き抜ける様,願っておこう。動いておこう。
また,会える日が来る様に。
弾んだ会話は次に客が来るまでの暫くの間続いた。
『いらっしゃいませ〜！』
不慣れな笑顔を浮かべながら,彼は客を出迎えた
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ブルードーナツ(プロフ) - とても面白いです！このストーリー好きです！ 部外者が言うのもアレですが、友人さんには友人さんの凄いところがあり、貴方様には貴方様にしかない凄い所があると思います！比べるというのはつらくて悲しいかも知れませんがいつでも戻って来られる日を楽しみにしてます (2022年5月18日 20時) (
レス) @page28 id: e782ba2d12 (このIDを非表示/違反報告)
エイム(プロフ) - すごく面白くて俺はこの作品が大好きです!。俺も似たような感じなので少し分かります。だからなんだと言う話なのですが(苦笑い)。この話をこの世に出してくれてありがとうございました (2020年6月15日 1時) (レス) id: 749cfc485c (このIDを非表示/違反報告)
ユキ(プロフ) - 面白かったです！とても字の見やすさなどが全て素敵でした！ いつでも帰ってきてください！楽しみにしています(*^^*) (2020年5月3日 2時) (レス) id: 76b5c128be (このIDを非表示/違反報告)
Kir。(プロフ) - ゆうさん» ありがとうございます。どうなっていくのかは不明ですができる限り続けていきたいと思います。よろしくお願いします (2019年12月27日 14時) (レス) id: a29ffa2330 (このIDを非表示/違反報告)
ゆう - 面白かったです。。更新楽しみに待ってます (2019年12月27日 8時) (レス) id: 7c49b78205 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Kir。 | 作成日時：2019年9月15日 22時
