想い出�� ページ10
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あまりにも唐突だった。
突然のことに言葉が出なかった。
JI「だめ、かな.........」
自虐気味に微笑むジョンイン。
もう私の目を見ようとはしなかった。
ただ隣に座って降る雪を見つめるジョンイン。
「ジョンイン........本気...........？」
JI「うん、本気だよ。」
こちらを見ずに、まだ空を見上げている彼。
でも何かを見ているわけではなく、ただ呆然と。
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「私でよければ、お願いします.....」
そう言うのがやっとだった。
本当に嬉しかったんだ、好きだったんだ。
私がそう呟くとすぐにこちらを向く彼。
元々大きい目を見開いて固まっている。
JI「本当？本当に？夢じゃない？」
信じられないという顔でこちらを見つめる彼。
そんなに自信なかったのかな。
私は彼の火照っている頬を手袋で包み込んだ。
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「本当だよ。よろしくね、ジョンイナ。」
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家に帰ったらチャニョルにこっぴどく叱られた。
突然いなくなってすごく探したらしい。
説教しながら咳をする彼を見て申し訳なくなった。
いつまで経っても血相を変えて怒るチャニョル。
最初は反省していたがここまで来ると面倒だ。
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「チャニョ、ラ........ごめんねっ...........？」
CY「...........っな、泣くなよ.......」
必殺、泣き真似。
私に激甘な彼はこれに弱い。
ほら、今だってすぐに表情を変えた。
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ジョンインとの事も報告した。
最初は驚いて怒ったけれど、最後は「頑張れよ」とジョンインの肩を叩いていた。
私にも幸せが訪れる、はずだった。
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作者名：おてむ
| 作成日時：2018年1月3日 19時
