君と私の記憶 (ページ29)

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心配ページ29

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暫くして帰ってくるカイ。
だらしない格好で寝ている私を見て呆れている。

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KA「先輩、夜中に男をいれるのは危険ですよ。」

「んーん....」

KA「しかも酒飲むなんて。」

すごく不機嫌そうに顔を顰めながら
私とセフンが飲んだお酒を片付けてくれている。

私も手伝わないといけないのに、
身体がだるくて動かなかった。

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「ジョンイナだって今ここにいるじゃんっ........」

KA「だから、カイだってば。
俺は心配してるんです、だから.....」

「何でこんな時間に私の部屋に来たの？」

そう言うと答えるのを渋るカイ。
だっておかしいもん、こんな時間に。

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KA「セフンが先輩と飲むって言ってたけど
なかなか出てこないから心配したんです。」

早口で少し怒った口調のカイ。
それがとっても可愛く感じてしまって思わず笑った。

KA「ベッキョニヒョンが心配してますよ。
先輩は断れないからセフンが余計なことしないか。」

「ビョンベクが？.......会いたいなあ、ベク。」

KA「呼んできますか？」

「いや、いいよ。寝てると思うし。」

KA「はは、それもそうか。」

カイが少しだけ口を開けて笑った。

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ジョンインの姿と重なった。
「ははは」とあどけなく笑うジョンインと。

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「ジョンインっ、」

KA「......だから、」

「ううん、あなたはジョンインなの。」

また涙が溢れてきた。
街中の明かりがだんだん消えて、部屋も暗くなった。

それでも泣いているのが分かる？
ジョンインなら分かるよ、優しいから。

KA「泣かないで下さいよ...」

ほら、やっぱり彼はジョンインだ。
私の愛した、憎いジョンインだ。

「何で、何で嘘ばっかりついたの.......」

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「何で、何も言わずに死んだのよ.......」

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