現れたのは ページ28
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「で、セフンは今日は何の用？」
お風呂上がり、私がタオルで髪の毛を乾かしている間にセフンがお酒の用意をする。
SE「今日は特に何も。酒飲みたかっただけ。」
「ひとりで飲みなさいよ。」
SE「寂しいから無理。」
「今日チャニョルに誘われてたでしょ。」
SE「あのヒョンすぐ酔うからだめ。」
向かいの椅子に座ってじっとこちらを見つめるセフン。
会社の中では一番年下な彼だが、
こう見るとかなり男らしくて大人に見える。
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SE「何？」
「いや、年下には見えないなって。」
そう言うと鼻で笑うセフン。
年下なのにこんな態度、気に食わない。
〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜
ピンポーン
時計を見ると午前1時を回っていた。
セフンはもうウトウトしている。
こんな時間に誰が？
お酒が回って少しフラフラしながら
玄関まで踏ん張って歩いた。
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ガチャ
「ジョンイ........ン..........」
涙が出た、ポロポロと出た。
意志に従わない涙。
目の前にいるのはジョンイン...........
JI?「おい、何で泣いてんの.....」
オロオロとするジョンイン。
面倒くさそうに私の身体を支えた。
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KA「またジョンインジョンインって。
俺はカイですよ、先輩。」
一気に現実を突きつけられた。
それでもなぜか涙が止まらない。
「ジョンイン、ジョンインだよね......」
KA「ちょ、先輩？」
しゃがみこんで涙を流す私を見て困惑している。
酔っ払った私は手につかないだろう。
カイはため息をついてからひょいっと私を抱き抱え、ベッドまで運んで布団をかけてくれた。
KA「おい、セフニ。帰るぞ。」
SE「んーー.......」
まだ寝ぼけているセフンを支えながら
私の部屋を出ていったカイ。
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作者名：おてむ
| 作成日時：2018年1月3日 19時
