君と私の記憶 (ページ22)

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憶測ページ22

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-「でもベッキョン君と付き合ってるんじゃないの？」

LN「さあ？今朝はセフンに媚び売ってたわよ。」

-「え～～～～！？
セフン君は私達の課でも大人気よ！？」

2人の冷めた笑い声だけが廃棄室に響き渡る。
このままじゃ出たくても出れない。

何故隠れてしまったんだ.....

LN「ミンソクさんにも媚び売ってるし、
本当に最低女だわ。

今回だってきっとミンソクさんに頼んで
カイ君のお世話係を変えさせたのよ。」

憶測だけで噂話をするなんて。
酷い話だけど耐えなくてはならない、大人だから。

ただルナにそう思われていた事実が悲しい。
仲は良くないが同僚として勝手に仲間意識があった。

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KA「何言ってるんですか、あなた。」

今聞こえたのは、女性の声ではなかった。
ジョンインの声....いや、カイの声だ。

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LN「カ、カイ君........」

ルナの震えた声が小さく響いた。
ルナの姿は見えないが、今はきっと焦っている。

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KA「俺が世話係をA先輩にしろって言った。

それくらいあなたが嫌だったんですが、
まさか僕の気持ちが伝わっていませんでしたか？」

年下とは思えないほど落ち着いた声。
棘のある言い方がルナを攻撃している。

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ドアの音が聞こえた。
きっとルナとカイが出ていったのだ。

一気に力が抜ける。
誰もいない空間が妙に寂しくなった。

私はすぐに廃棄室から出た。

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ドン！！

「うわ！！！」

扉を勢いよく開けたら何かに当たった。
それが人であると気づくのに時間はかからなかった。

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