大丈夫 ページ17
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LN「おはよう、カイ君。今日もよろしくね。」
同僚で同じ歳のルナ。
可愛らしくて童顔な彼女だが、少し気が強い。
私は未だに仲良くできていない。
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MS「ああ、ルナさん。
カイのお世話係はAがやる事になった。」
LN「あっ、そうなんですか？」
チラッとこちらを見るルナ。
何が気に食わないのか、少し顔を顰めた。
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CY「A、行くぞ。」
「あっ、ちょっ.......」
いきなり私の腕を掴んで立たせるチャニョル。
突然のことにバランスを崩してしまった。
すぐに隣にいたカイさんが支えてくれた。
「チャニョラ、どこ行くのよ。」
CY「お世話係はルナにやらせろよ。」
少しだけ大きな声で怒るチャニョル。
会社内がチャニョルに注目していた。
「チャニョラ、私はっ.......」
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KA「俺が頼みました。」
もう片方の手を強く握るカイさん。
突然のことに身体が固まってしまった。
座ったままチャニョルを睨むように見るカイさん。
遠くでミンソク先輩が心配そうにこちらを見ている。
それは他の同僚達もだった。
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CY「手、離せよ。」
一際低い声でそう呟くチャニョル。
だめだ、彼はきっとジョンインと重ねている。
切り替えられていないのだ。
「チャニョラ、大丈夫だから離して。」
CY「でも、」
「本当に平気なの、カイさんは関係ないでしょ？」
"カイさん"という言葉に反応するチャニョル。
やっとジョンインでないことを認識したように見えた。
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作者名：おてむ
| 作成日時：2018年1月3日 19時
