君と私の記憶 (ページ15)

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こだわり？ページ15

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胸がぎゅっと締め付けられた。
顔だけじゃない、声もそっくりだ。

もしかして....もしかして....

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本当に、ジョンインなのでは？

MS「カイ？早いな、おはよう。」

KA「おはよ。」

確かに出勤するには早い時間だ。
まだ新しいであろうスーツを少し着崩している彼。

朝だからなのか、少し機嫌が悪い。
大きな目は半分以上閉じている。

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KA「それよりさ、お世話係変えてよ。」

ちらっと彼の方を見ると、
じーっとこちらを見つめているカイさん。

＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿だめだ、重ねてしまう。
すぐに目を下にやり、資料を見ているふりをした。

MS「あ、ああ........別にいいけど何で？
お世話係なんて誰でもいいだろ？」

きっと私の気持ちを分かってくれている先輩は
なかなか譲ろうとしなかった。

そうだ、正直お世話係なんて誰でもいいのに。

KA「誰でもいいなら尚更。俺、この人がいい。」

意見を全く曲げようとしないカイさん。
渋るミンソク先輩を見て更に不機嫌になっている。

ミンソク先輩がチラッとこちらを見る。

眉を下げて口をつぐみ、不安そうな顔をしている。

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「あ、ああ。私は別にいいですよ？」

嘘をついた、いいわけない。
ミンソク先輩は渋々カイさんの頼みを承諾した。

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MS「A、ごめん。」

「いや、元々私の役目だったし...
全然大丈夫ですよ。」

私はもう既に席についているカイさんの元に向かった。

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