四弦×カフェ店員 ページ37
この春晴れて大学生になって、バイトも始めることにした。
夢だったカフェでのバイト！！
青春を謳歌しながら、バイトも頑張って、楽しい楽しい大学生活を過ごすんだって思ってました。
先輩に会うまでは！！
「新しくウチで働き始めたAだ。皆よろしく頼むよ」
『AAです！宜しくお願いします！』
店長さんから紹介があってスタッフさん達に頭を下げる。
皆私より年上の方ばかりだ。
「多分、Aはシフト的に中村と吉野と組むことが多いかな。中村、吉野！A頼んだよ」
「はい、店長」
「……面倒くさ」
そう店長さんから紹介された2人の先輩。
中村先輩と吉野先輩。
中村先輩は少しくすんだ茶髪をしていて、耳には大きなピアス。
こんなオシャレなカフェのお店で良いのかな？って風貌。いや、もちろん先輩自体はすごくオシャレなんだけどね…！！
吉野先輩は栗色の髪色にふわふわウェーブのかかった髪の大人の女性って感じの人だ。
こんな2人に囲まれながら、私の初 カフェバイトは幕を開けたのである。
「……A、4番テーブルに水頼んだ」
『はいっ！』
バイトを初めて約1ヶ月。
中村先輩と吉野先輩に良い意味で扱かれて、何とかカフェ店員として働けている。
何というか、吉野先輩が飴だとするならば、中村先輩は鞭だ。
………そういう事です。察してください。
このバイトを始める前の私に言ってやりたい。
カフェ店員、そんな華々しいものじゃないぞ！と…。
まだ初めて１ヶ月という事もあり、失敗もまだまだする。
初めての失敗は良いのだ。まだ。
先輩達もそれは分かってくれてるから、丁寧に教えてくれて私はそれをメモに取る。
ただ、同じミスを繰り返すと、……怖い。
「Aぁ」
吉野先輩が先に休憩入っていいわよ、と言ってくれお言葉に甘えて先に入らせてもらった。
休憩室に入ると、私よりも先に休憩に入っていた中村先輩が声を掛けてきた。
私の首が、ギギギギ…と鈍い音を立てて先輩の方へとゆっくり動く。
……原因は、分かってる。
『……はぃ』
「またお前やったろ」
『…………はい』
先輩の威圧感に負けてしゅん、と肩をすぼませる。
先輩が言ってるのはさっきのミスの話だ。
……吉野先輩が助けてくれたから何とかなったけど。
「こないだ注意したばっかじゃねーか」
ギロリ、と鋭い眼光がこちらを向く。
……怖すぎて思わず顔を伏せた。
フロアに出てる時は、こんなに怖くないのに。
『すいません、でした』
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ヨウ(プロフ) - ななみさん» そう言っていただけて良かったですー！また続編の方にも遊びに来ていただけると嬉しいです！ (2019年6月25日 0時) (
レス) id: 523a836345 (このIDを非表示/違反報告)
ななみ(プロフ) - キュンキュンしちゃいました〜！すっごく読みやすい文章で大好きです！ありがとうございます！ (2019年6月20日 22時) (レス) id: d77610da69 (このIDを非表示/違反報告)
ヨウ(プロフ) - なぁさん» いつもありがとうございます！中村先輩、まだキャラがブレブレで申し訳ないです…続編頑張りますね！ (2019年6月20日 21時) (レス) id: 523a836345 (このIDを非表示/違反報告)
ヨウ(プロフ) - ななみさん» ありがとうございます！寛太先生続編書かせていただきました！期待に添えたものではなかったら申し訳ありません…また遊びに来ていただけると嬉しいです！ (2019年6月20日 21時) (レス) id: 523a836345 (このIDを非表示/違反報告)
ヨウ(プロフ) - Mrs.ぱんぷきんさん» リクエストにお答え出来るようなお話書けるか分かりませんが…はたらくおにいさん。の橙くんはツンツンキャラが多かったので頑張ってみますね！ (2019年6月20日 21時) (レス) id: 523a836345 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ヨウ
| 作成日時：2019年4月21日 1時
