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りょうの運転で事務所まで向かう。
先程の話があったのと、社長と会うのが久し振りのお陰でか妙にソワソワする。
「……大人しいけど、どうしたの？」
『へっ！？』
りょうが片腕を窓に肘掛けながら片手で運転しこちらをちらりと一瞥する。
今度は先程と違って私が助手席に座っているため距離が近い。
「緊張してる？さっきまでの勢いなくしてるやん」
そう言ってくすくす笑うりょうだったけど、図星なので反論できない…
何も言えずむくれていると、ポンポンと頭を撫でられた。
「大丈夫だよ、俺もいるし」
そう言って笑う。
もー！あんたがいるから、なのに！
いつもは口煩くて厳しいくせに急に優しくされて調子が狂いそうだ。
「久し振りだねA」
『はい！お久しぶりです』
事務所の社長は優しく笑うとゆっくりと口を開いた。
「仕事の方はどうかな？体調とか、崩してないかい？」
『はい！お陰様で、忙しくさせてもらってます』
「そうか、それは良かったよ」
ところで…
そう社長が気まずそうに口を開いた言葉に空いた口が塞がらなかった。
「Aがグラビアをやらないのには、何か理由があるのかい？」
『………へ？』
グラビア？何それ？聞いてないけど…
そう思ってちらりとりょうを見ると苦笑いした表情…コイツ何か隠してるな？
『りょう！どういうこと！？』
車に乗り込んでの第一声はこれだった。
「あー、これには理由があって」
『私聞いてない！！そんな仕事来てたなんて…なんで言ってくれなかったの！？』
「それは……」
『……私グラビアやる！りょう、仕事受けて！』
口をもごもごとさせるりょうを無視してそう捲し立てると、急に目付きが変わった。
「それは、ダメ」
『なんで！？せっかくのチャンスなのに！！』
意味がわからない！！
私のマネージャーなら、私の事ちゃんと売り出してよ！！
そう大声を上げると、りょうが観念したように口を開いた。
「……Aの水着姿なんて、他の男に見せたくない…から」
『………へ』
驚いてりょうを見ると、あのいつも余裕そうにしているりょうの顔が真っ赤に染まっている。
りょうは私を見ると恥ずかしそうに私の目をその大きな手で覆う。
「恥ずいからあんま見んで」
『それって…つまり…そういうこと…？』
「…想像に任せようかな」
『私って一応、恋愛禁止ではないよね？』
そう尋ねると、今度はりょうが頬を染めたまま驚いた表情をしていた。
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ヨウ(プロフ) - ななみさん» そう言っていただけて良かったですー！また続編の方にも遊びに来ていただけると嬉しいです！ (2019年6月25日 0時) (
レス) id: 523a836345 (このIDを非表示/違反報告)
ななみ(プロフ) - キュンキュンしちゃいました〜！すっごく読みやすい文章で大好きです！ありがとうございます！ (2019年6月20日 22時) (レス) id: d77610da69 (このIDを非表示/違反報告)
ヨウ(プロフ) - なぁさん» いつもありがとうございます！中村先輩、まだキャラがブレブレで申し訳ないです…続編頑張りますね！ (2019年6月20日 21時) (レス) id: 523a836345 (このIDを非表示/違反報告)
ヨウ(プロフ) - ななみさん» ありがとうございます！寛太先生続編書かせていただきました！期待に添えたものではなかったら申し訳ありません…また遊びに来ていただけると嬉しいです！ (2019年6月20日 21時) (レス) id: 523a836345 (このIDを非表示/違反報告)
ヨウ(プロフ) - Mrs.ぱんぷきんさん» リクエストにお答え出来るようなお話書けるか分かりませんが…はたらくおにいさん。の橙くんはツンツンキャラが多かったので頑張ってみますね！ (2019年6月20日 21時) (レス) id: 523a836345 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ヨウ
| 作成日時：2019年4月21日 1時
