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金曜日。夕方17時。
私と紗栄子は秒針の針が12時を指した瞬間立ち上がった。
「『お疲れ様でした！！！』」
すぐに更衣室に駆け込み服を着替えてメイクを直す。
『紗栄子、今日のメンツは期待していいの？』
「勿論、今日もYoutuber仕入れましたー！」
『でかした紗栄子ー！本当に出来る子！』
「もっと褒めなさーい！」
更衣室できゃっきゃと声を上げながら支度をする。
お互いのメイクや髪型を確認し合ってOKサインを作った。
「待ち合わせは名駅だから、早く行こ！」
そう言う紗栄子の後ろをパタパタと着いていく。
今日は気合を入れて高めのヒールを履いてきたので少し歩きにくいけど、お洒落のためなら仕方ない！
駅に着くと、同じ合コンへ行く紗栄子の友達2人が待っていて軽く挨拶を済ませる。
するとすぐに相手の男性陣とも合流した。
「あれ？1人足りないみたいだけど…」
「あ、ごめん。1人後から来るんだけど大丈夫かな？」
『全然大丈夫！お仕事忙しいのかな？大変だね…』
男の前では絶対に隙なんて見せない。暇さえあればアピールは欠かせない。
挨拶もそこそこに取り敢えずお店に向かうことにした。
座敷に案内され奥から順番に座っていく。
私は一番奥の席。
相手側の1番手前の席はひとつ空いていて、一体どんな人が来るんだろうかと胸を踊らせる。
乾杯をし自己紹介をしていると頃に男の子の1人のスマホが震えた。
「あ、あいつこれから来るみたい」
『じゃあ乾杯し直さないとですね！その方、最初はビールで大丈夫ですかね？』
「大丈夫だと思う！ありがとAちゃん、気が利くねー！」
『いえいえ！その方もお仕事終わりですぐ飲みたいと思うし…』
そう答えて生ビールをひとつ注文する。
勿論私は普段は飲むけれど合コンでは絶対に生ビールなんて飲めない！
皆でそろそろ来るかなー？なんて話していると、襖が開く音がした。
「悪ぃ遅れたわ…」
そう言って入ってきた男の人。
….ん？この声、なんか聞いたことあるぞ…？
なんか嫌な予感がしてゆっくりと襖側を見ると…
「『あああーーー！？』」
思わずお互い指を差し合って驚く。
その大きな声に、皆ポカン顔だ。
「えっと…Aちゃん、としみつと知り合い…？」
知り合い！？知り合いなもんですかこんな失礼男！！
でも知り合いでなかったらなんと答えればいいのか、思い付かなくて取り敢えず無言で頷くしか無かった。
アイツはあの憎たらしい顔で笑ってやがる。
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ヨウ(プロフ) - Ｒｕｒｉ＊さん» 前作に引き続き今作もご愛読ありがとうございます！確かに、てっちゃん置いてけぼりでしたね…その辺も詰めの甘い作品になってしまい申し訳ないです….ありがとうございます！これからも頑張ります！ (2019年2月13日 18時) (
レス) id: 91827dbe31 (このIDを非表示/違反報告)
Ｒｕｒｉ＊ - 「サブリミナル。」の方でもコメントさせて頂きました。てっちゃんがどうなったのか気になってしまいます笑 これからも体調に気をつけて頑張って下さい！ (2019年2月10日 22時) (レス) id: 4d62ef8048 (このIDを非表示/違反報告)
ヨウ(プロフ) - こつぽんさん» ありがとうございます！更新速度は落ちてしまうかもしれませんが、これからも頑張りますのでどうぞ宜しくお願い致します。 (2019年2月10日 15時) (レス) id: 91827dbe31 (このIDを非表示/違反報告)
ヨウ(プロフ) - なーゆさん» 辛すぎました…こまめに保存しておかないとダメですね…！ (2019年2月10日 15時) (レス) id: 91827dbe31 (このIDを非表示/違反報告)
ヨウ(プロフ) - 孤黒さん» 前作からこちらまで読んでいただきありがとうございます！返信遅くなり申し訳ありません。何とか完結させたので読んでいただけると幸いです。 (2019年2月10日 15時) (レス) id: 91827dbe31 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ヨウ
| 作成日時：2019年1月28日 19時
