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A：『大丈夫じゃって。きっとまた会えるよ。
うちはずーっと待っとるけぇ…… ここで、カズくんが帰ってくるの、ずーっと待っとるけぇ……』
A：『翔ちゃんも潤くんも、カズくんのこと忘れんように待っとるから………』
A：『カズくんも、うちのこと、うちらのこと、忘れんとってな。絶対で！』
涙と鼻水でベトベトの顔の前に差し出されたAちゃんの小指。
A：『約束！指切りじゃ！指切りしょーや！カズくん！』
おずおずとAちゃんの小指に俺の小指を絡めた。
和也・A：『ゆ〜びきりげんまん、う〜そついたら、は〜りぜんぼん、の〜ます！ゆびきった！』
勢い良く小指を振り放すAちゃん。
A：『さ、帰ろーで。』
田んぼの畦道のような細道、Aちゃんの後ろを歩く。
トボトボと歩くAちゃんの肩が小刻みに揺れていた。
(僕のために泣いてくれてるのかな？)
そんなことを思いつつ、俺は静かに涙を流しながらAちゃんの背中を見ながら歩いて帰った。
家に着いたら、ばーさんと母親に泣き崩れられ、翔ちゃんと潤くんには、
翔・潤：『心配かけんなや！』って頭を小突かれた。
じーさんには
祖父：『つらかったら、いつでも帰ってくりゃーええんじゃけぇの』と抱きしめられた。
翌日、みんなに見送られて、俺は母親と一緒に母方の祖父母の家に向った。
後日、
父親が連帯保証人になっていた商売仲間が姿を消して、父親が代わりに多額の借金を抱えたことを知った。
母親や俺に被害が及ばないように両親が離婚し、借金は父親１人が返済し、俺らは母方の祖父母宅に身を寄せることになったと知った。
じーさんとばーさんは『和也はワシらが面倒見るけぇ、２人で協力して借金返済しろ』と言ってくれたらしいが、
俺らにつらい思いをさせるからと、父親は固い決心を曲げなかったと知った。
すべて、俺らを守るためだったのだと知った。
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まさみえ(プロフ) - れもんさん» というか、あの方々は岡山県出身ですが、広島県と隣接いている『備後地域』に含まれる市のご出身だったと思います。一番私の地元の方言に近い発音＆イントネーションで話されていると思います。 (2016年6月4日 1時) (
レス) id: 36df9e56e4 (このIDを非表示/違反報告)
まさみえ(プロフ) - れもんさん» ありがとうございましたm(_ _)m そうですよね、発音やイントネーションが表記出来ないので、伝わりきれなかったとは思いますが、少しでも楽しんでいただけて嬉しいです(*>∀<*) VS嵐でも共演のある『千鳥』さんたちの喋りが備後弁に一番近いです。 (2016年6月4日 1時) (レス) id: 36df9e56e4 (このIDを非表示/違反報告)
れもん(プロフ) - こんにちは(^-^)完結お疲れ様です&おめでとうございます。方言っていいですね。私は方言がないところ出身なので、読みながら発音はこんなかな？など考えながら楽しませていただきました。 (2016年6月3日 15時) (レス) id: b287cdd28b (このIDを非表示/違反報告)
まさみえ(プロフ) - 美紀さん» 完結させちゃいました。私も美紀さんとの広島話し、楽しかったです。しばらくは『お着物……』の方に専念しようとは思ってますが、方言も楽しかったからなぁ〜。案外早く復活させちゃうかも……(*￣ー￣)何はともあれ、ありがとうございましたm(_ _)m (2016年6月3日 15時) (レス) id: 36df9e56e4 (このIDを非表示/違反報告)
美紀(プロフ) - まさみえさん» 方言ですよねぇ〜。この小説が明日で完結するなんて悲しいです。もっとまさみえさんと広島について語り合いたかった…。笑…お着物の方も読ませてもらっていたので。 (2016年6月2日 12時) (レス) id: f9c4cac678 (このIDを非表示/違反報告)
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