記念シーン ページ38
それは石から生まれた命の粉、サルファ剤。
現代用語でいえば抗生物質だね。
それをルリ姉に飲ませる千空。
…むう。
仕方ないこととはいえ、近いのはいくらルリ姉でも妬けるなー。
後で構ってもらおう。
そういえば、千空君はボクのことどう思ってんだろ。
最初の手紙で地味に伝えたとはいえあんまり変わってないんだよな、反応が。
何時になったら言ってくれるんだよ。
さて、ここでボクにとっては爆弾行動であることを千空がやった。
千空「さーてようやく診れるな、診断のお時間だ」
そういってビーカー(だと思うけど正直どうでもいい)をルリ姉の背中に当ててぐっと近づく。
コハク姉ヘルプ。ボクが死ぬ。
そう思ってコハク姉に寄りかかると、意識がぷっつり切れてしまった。
＊＊＊＊＊＊＊
『わっ！？ボクどれくらい寝てた⁉』
千空「数日ってところだな。いきなりどうした」
おおむね君のせいだけどな。
外が騒がしいけど、多分ルリ姉が治って千空が長になったんだろうなっていうのはなんとなくわかる。
千空がぽつぽつと今の状況を説明していたけど半分効いていたかいないかくらいで。
そもそもなぜ意識切れた。
あれか、嫉妬によるキャパオーバー的な奴か。
なんじゃそりゃ。
千空「いまそいつらを迎え撃つ準備真っ最中だ。ただ、お前はまだ休んどけ」
『いや動けるけど』
千空「あ゛ー、言い方ミスったわ。お前は出んな」
『は？』
千空「司がお前狙ってんだよ」
わーっつ。
は？司君が何で?
その顔を見て何かを悟ったのかめんどくさそうに説明を始める千空。
千空「つーても氷月って野郎からちらっと聞いただけだがな。大方連れ戻す気なんだろ」
さらにわーっつ。
その氷月とやらがちらっと“おや、八香クンはいないのですか…”と言っていたらしい。
その言葉だけでここまでの結論にたどり着く千空さすがです。
流石に皆を心配させたくないから黙ってここにいようかな。
まあ、サクッと黙ったままとかしないけど。
出ていこうとする千空の服の裾をつかむ。
『えと…お願いしてもいいかな』
千空「？」
＊＊＊＊＊＊＊
お願いその一は弓矢作ってってこと。
羽京君いるし、まあ…対抗策ってことで。
ついでに中遠距離専門なんだよ?ボク。
その二は…。
コハク「千空！ずるいぞ！八香を独り占めするなど!」
千空「俺じゃねぇ。ご本人たっての希望だ」
一時間引っ付くことである!
あ〜至福…。
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ルナ(プロフ) - Rainさん» ありがとうございます！巻いているキャラ作ってみたかったんですよ〜！( *´艸｀) (2020年7月3日 6時) (
レス) id: 12a6aa9173 (このIDを非表示/違反報告)
Rain - おおぉぼくっこ好きですよ！！あと夏でもマフラーっていう設定めちゃくちゃ好きです！ (2020年7月2日 22時) (レス) id: 3d2006b17f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ルナ | 作成日時：2020年7月2日 20時
