まっくらな世界 (ページ7)

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大樹｢俺達のためにありがとう！！A！こんなにも嬉しいプレゼントは初めてだ！！！」

杠｢うんうん！おいしくいただくね！ありがとう！Aくん！！」

また、ありがとう、て、いってくれた

うれしい、嬉しいか、初めて手に入れた俺の感情……

きもち、おもい、、

大切にしよう

ゲン(……よかったね、Aちゃん)

あれから数日、やることはかわらない

狩りをして司に報告して

ご飯を食べた後は杠と大樹と今日は何をしたかどう思ったかを伝える

ある日いつもと違うことが起こる
それは杠からのお願いで仕事を手伝うことだった

けど、初めてやることに失敗してしまう

杠や他のみんなのような綺麗なモノとは似ても似つかないボロボロなそれに

羽京、ゲン、杠はあちゃ～と笑いあう

ゲンの失敗しちゃったね、でもま、練習すれば大丈夫でしょ～と言うが彼の心境は「失敗」この二文字が頭の中を支配していた

＿＿＿＿＿何故一度でできんのだ！！！！！！！！！！！

＿＿一度で学習しろっっ！！！！！

＿＿＿＿＿＿＿A、何度も言わせるな

柳楽のものならば完璧であらねばならんのだ！！！！！！！！！！！！

『！！！！！！！！！

ぉれお、れまた、しぱぃ

ごめっさｯ

い、いちどで、おぼえっから！！たたないでｯｯ

と、さ……っ』

杠｢Aくん？……！Aくん！！」

はっはっはっと吸う息が何度も繰り返される。所謂過呼吸のそれになっていた

羽京｢まずい！A！！ックソ！聞こえてないのか……！」

どうすれば落ち着かせられる、と考えているとAの傍により目を自分の手で覆いもう一方の手で抱きしめるゲン

ゲン｢だいじょうぶ

失敗してもまたすればいいんだよ？だーいじょうぶ、だれも怒ってないよ
俺の声、聞こえる？Aちゃん」

『はっはっ

はぁっ

はぁ』ｺｸﾝ

ゲン｢うん、お返事できてえらいねぇ

じゃあ俺と一緒に深呼吸してくれる＿？すぅ、はぁ
うん、うまいよ。ちゃんと聞けてるねぇ、それでもーちょっと俺に体重掛けられるかな？

うん、そうそう、よくできたねぇ」

後ろから抱きしめて目を覆い隠していた手をどけてよしよしと今度は頭を優しく撫でた

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