眠り姫は睡眠中に巻き込まれる

3眠目(承編) ページ8

バボ｢ところでさっきから気になってたんですが、隅で寝てるあの子は何ですか？｣
スコ｢うぉっ、いつの間にあんな所に･･･。｣
ライ｢今なら捕まえられるんじゃないか？｣
スコ｢よし、行ってみるか。｣
バボ｢(迷子の猫か！)いや、説明してくださいよ。それに、そんなに意気込む事ですか？｣
ｽｺ・ﾗｲ｢｢意気込む事だな。･･･お、イェーイ。｣｣ﾊﾟﾁｯ
バボ｢イェーイ、じゃねぇよ。(ゆっるいなっ！？って何でこいつらこんなに仲良くなってんだ。) ﾝﾝｯ
そもそもライ、貴方には聞いてません！｣
スコ｢でもあの子、寝ながら歩いたり蹴ったり跳ねたりするから。｣
バボ｢はぁ？･･･いいです、僕が起こしますよ。｣

バボ｢すいません、起きてください。おはようございます。｣
『･･･おはよう、ございます？･･･えっーと？すいません、集団リンチは勘弁してください。』
バボ｢(するか！！)そんな事しませんよ、ちょっと聞きたい事があるだけです。
とりあえず、名前をお聞きしても？僕は私立探偵の安室透です。｣
『私立、探偵･･･？(ここ廃ビルだよね。こんな所に探偵が来るかな？それにあっちの方に拳銃が転がってるんだけど･･･。これはあんまり聞いちゃまずいかもね。)
えっと、後ろのお2人もですか？』
安室｢あぁ、彼らは･･･。(仲間と言うとヒロが身バレしているから微妙だな。ライの奴がいなければ･･･。)｣ﾁﾗｯ
スコ｢･･･俺は諸伏景光、警察官だよ。今はオフだから私服だけど。
探偵の安室さんとはお仕事で関わりがあって。｣ﾆｺｯ
安室・ﾗｲ｢｢！？(開き直りやがった！)｣｣
『警察、ですか。(他の2人の反応を見る限り本当か大胆すぎる嘘のどっちかだな。)では黒髪ロングさんは？』
ライ｢(黒髪ロング･･･。しかし、スコッチが公安だとバレたのに引き取ろうとするという事はやはり、バーボンもNOC(こっち側)か。)
･･･俺はFBIの赤井秀一だ。追ってる事件があって日本に来てるんだが、そろそろお嬢さんの名前を教えてくれないか。あと、どうしてここに居るのかも、な。｣
A・ｽｺ・ﾊﾞﾎﾞ｢｢『FBI！？』｣｣
バボ｢･･･が何で日本に居るんです！！さっさと(俺達の日本から)出てけ！(こんな悪人顔がFBIとは、地に堕ちたもんだな！)｣
ライ｢何でかはさっき言ったはずなんだが･･･。あぁ、多分そこの安室くんも本職は警察だと思うぞ。｣
スコ｢･･･え、いや、違う違う！ゼロは違うって！(まずい、ゼロまでバレた！)｣
バボ｢おい、バカ！(その呼び方はまずい！)｣
『あ･･･(察し』

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