トリップ 37 ページ41
『……ん、ここ、は……』
目を開け、周りを見渡すと淡い光がポツンとある暗闇。
確か…あぁ、コナンくんを庇って…、ここあの世?
地獄かなー、天国かなー、どっちでもいいや
?「あっ、目が覚めたんですね!よかったー!」
……だれ?
?「ご気分はどうですか?」
『ぁ、え、大丈夫、です…』
?「なら安心です!
あ、申し遅れました
私、先日貴方に助けて頂いた__千鳥と言います。」
『千鳥……さん…?』
千鳥「!、千鳥とお呼びください!私はこれからあなたの下僕(シモベ)です!」
『…え…、へ?ご、ごめん、頭が追いつかない。私貴方のこと助けた…?』
千鳥「それはもう綺麗サッパリ!あと数分遅ければ私滅んでました!」
『えぇ!?な、なんのことだろう…』
私特に助けた覚えは…
ん?綺麗…?
『もしかして…あの祠のこと?』
千鳥「!、そうです!祠です!」
『あそこに…あな…千鳥がいたの?』
千鳥「あれは私の命同然のものなのです。
昔は綺麗でいろんな人にお世話されてきたのですが、時代が経つにつれ忘れられていきました。
そして滅ぶ寸前、A様が助けてくださったのです。
祠が崩れれば私は滅びる。
そう諦めていたのを、ひっくり返して希望をくださったのですよ!」
『そ、そんな大袈裟な…、……ん?ところで下僕って…?』
千鳥「私も神の類です!A様は審神者。私も力になりたいのです!」
『…………嘘』
千鳥「事実です!」
『わ、私、で、いいの…?』
千鳥「…A様。何故あなたがブラック本丸の刀剣男士に、審神者として認められたかおわかりですか?」
『…ふ、深いことは…知らない…』
千鳥「あのもの達も、A様と同じ思いをしてきたのですよ」
『!!』
千鳥「ごめんなさい、助けられた時、スクリーンのようにA様の記憶が流れてきたんです。」
『そ…そっか。』
千鳥「A様と刀剣男士たちは、少し違えど思いは一緒。ずっと辛かったでしょう?
その辛さが、同じ辛さが、画面越しでお世話されていくうちに刀剣男士たちへと流れ込んでいたのですよ。
ある時は機嫌よく顔を見せ、ある時は泣きそうな顔を見せ、ある時は…ボロボロなあなたを見て…、あなたを守りたいと思ったのでしょう。」
『…』
千鳥「大丈夫です。信じてください。あの者達を。
貴方を愛おしく思い、愛している。あの者達を。
…あなたは、綺麗なのですから」
『ッ…!…ぅ、…うぁ、あぁぁぁ…!!』
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繭花(プロフ) - 海月猫さん!読んで下さりありがとうございます!神じゃないですよ(`・ω・´)キリッはい!更新頑張ります! (2018年11月7日 20時) (レス) id: 909cca5784 (このIDを非表示/違反報告)
繭花(プロフ) - こだぬきさん» どっかの誰かさんのせいで!!(´;ω;`) わぁぁぁ!恥ずかしい誤字を…!早めに気づけてよかったです!教えてくださりありがとうございます!! (2018年11月7日 20時) (レス) id: 909cca5784 (このIDを非表示/違反報告)
海月猫(プロフ) - 更新お疲れ様です!今回も面白かったです!やっぱ神だー...。続き楽しみにしてます!頑張ってください! (2018年11月6日 22時) (レス) id: db1e8d80c6 (このIDを非表示/違反報告)
こだぬき(プロフ) - 主人公さんがどっかの誰かのせいでピンチに!どうなるのか次回も楽しみです!後、『復習』じゃなくて『復讐』ですよ。 (2018年11月6日 12時) (レス) id: d065086080 (このIDを非表示/違反報告)
繭花(プロフ) - 無色さん» 神じゃないですよ!?文才全くないです…( ̄▽ ̄;)でもありがとうございます!更新頑張りますね! (2018年10月31日 13時) (レス) id: 909cca5784 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:繭花 | 作成日時:2018年10月17日 19時