歌姫の妹【Dr.STONE】

Music 7 ページ8

千空 side

千「……！」

大「？、どうした？千空」

千「静かにしてろ」

獅子王司を連れて戻ってくると、歌声が聞こえた

Aの声だ

…久々に聞いたな

大「！、これは…Aの歌声か…！？」

千「そういやデカブツは聞いたこと無かったか」

司「？、誰なんだい？彼女は」

千「……A・ワインバーグ」

司「！、歌姫の妹か…！」


『One small step from zero to start again…

If we want to be strong have to believe that we can…

Just taking one small step to hero to make a change…

And start brand new, I’ll be wishing for the same thing I always do
It’s always you＿＿＿』


…"私たちが持っているすべての希望はここにある。
未来は目に見えない、空白のページ。

私に必要なすべての強さは私のここにあります。"か………

千「…ククク、嗚呼。その希望に俺がなってやるよ」

『！、千空…！おかえり！』

千「おう、ちーっとアクシデントがあったがな。無事戻れた

…A。テメーの歌声はテメーだけのものだ。

Aの歌声だからこその魅力がある

テメーは歌っていろ、その方が輝いてる」

『っ………うん…！』

涙目になったAが笑顔で頷く

その姿を美しいと思ってしまった自分の心に蓋をした



Aside

歌を歌っていると千空たちが戻ってきた

すると千空と大樹の後ろから人影が見えた

杠だ…！

『杠！起きるの遅いよ〜！』

そう言ってその人影に抱きついた

……ん？なんか硬い

千「あ"〜……A、そいつから離れろ」

違和感がすごすぎるためふとその人の顔を見た

……男の、人…？

『ゆ、杠…随分と逞しくなって……霊長類最強の男に似てるよぉ……』

千「そいつがそうだっての」

『……………ごめんなさいぃ！！！』

ビュンッ、と効果音がつくほど早くその人から離れた

つまりこの人は…獅子王司…

なんで杠連れてくるはずが霊長類最強連れてきちゃったのよぉ……

千「途中でライオンに襲われかけてな、助かるためにこいつを復活させたっつーことだ」

『ライオン！？怪我は！？』

千「うおっ、」

驚いた私は千空の肩を掴んで揺らす

『ただでさえアンタは体力ミジンコでモヤシで頭脳しかないんだから！怪我してないよね！？してたら殺すよ！？』

千「待っ、も、しぬっ、ゆらすな！」

司「……クス、大丈夫、誰も怪我してないよ」

『！、……そ、ですか…』

千空の肩から手を離して獅子王司を見上げる

司「…？」

……なんか、嫌な予感がするな

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