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善逸「いいか!?俺はな、すっげぇ弱いんだぜ!?舐めるなよ!!?」
女性に迷惑をかけた男の子は我妻善逸くんと言うらしい
どうやら我妻くんは弱すぎて、どうせもうすぐ死んでしまうから結婚をしたいとのこと
とりあえずこの子とも今回は合同らしいので、歩きながら話す
ぎゅるるる……
『…お腹すいてるの?』
善逸「ヒェッ!?えっ、お、俺!?俺に話しかけてるの!?えっと、数日前から何も食べてなくて…」
『!、ほら、食べて』
懐から珠世に持たせてもらったおにぎりを1つ取り出した
善逸「……」
しかしそれを見つけるだけで食べようとはしない
『…?、おにぎり嫌い?』
善逸「……よ…」
『え?』
善逸「Aちゃん!!!結婚しよう!!??」
『………ん?』
ガシッと両手を包まれ、いきなり言われる
炭「コレェェイ!!!」
善逸「いっでぇ!?」
そんな我妻くんを炭治郎は叩いた
『えーっと、我妻くん?』
善逸「善逸って呼んで!」
『ぜ、善逸くん?』
善逸「くんもいらない!」
『善逸…その、ごめんね、結婚は無理だよ』
私鬼だし←
善逸「なんで!?も、もしかしてもう結婚して…!?」
『いやしてないけど、してないけども、私と結婚したら君が不幸になってしまうから』
善逸「?、なんで?俺は好きな子と一緒に居られるだけで幸せだよ?」
うわタチ悪い、この天然め←
だってさ、私鬼だし…まず死んでるし、正者と死者は結婚できないでしょ
『!、ねぇ2人とも、あれ見て』
ふと前を見ると、いかにも何かがいそうな屋敷へたどり着いた
どうやら炭治郎は何かの匂い、善逸は何かの音が聞こえるらしい
いや鼻いいし耳いいな
『…ん?』
そんな屋敷近くの茂みに、小さな男の子と女の子がいた
『君たち、こんな所で何してるの?』
「ひっ…!」
声をかけるも、2人は怯えて口を開かない
『……"風よ、優しく運んでおくれ"』
私は扇子を使って、風で花弁を運んできた
それを2人の周りに優しく散らす
『綺麗でしょう?』
「!、うん…!お姉ちゃん…すごいね!」
すると女の子が怯えをなくし、私に近づいてきた
そんな少女に釣られるかのように少年も近くにやってくる
『貴方達、とてもいい着物を着ているのね。似合ってるわ』
「本当!?これ、これね、お母さんが作ってくれたの!」
『ふふ、いいお母さんなのね』
「うんっ!」
炭「……教えてくれ、ここで何があったんだ?あの家は君たちの?」
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Nami - 鬼灯さんと夢主ちゃんの関係とか柱にバレたりしちゃうのかな?それで鬼灯さんか柱か嫉妬とか…?🤭 (8月16日 20時) (レス) id: 7f8b02d024 (このIDを非表示/違反報告)
天縁零 - ギャグかなって思ったら十二鬼月のところの夢主の真面目な感じとかあって凄いと思いました! (2020年9月8日 18時) (レス) id: 0a308e203c (このIDを非表示/違反報告)
白桜姫 - めっちゃ好きです!続きをください! (2019年11月6日 23時) (レス) id: 255f06e68e (このIDを非表示/違反報告)
すものうち - このクロスオーバーとっっってもすきです!これからも頑張ってください! (2019年11月5日 2時) (レス) id: 4be92db5fe (このIDを非表示/違反報告)
ミドノ - この作品が好きです!!続きがとても気になります!! (2019年11月5日 1時) (レス) id: fa2990b843 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:繭花 | 作成日時:2019年8月22日 18時