いや確かに鬼だけども働いてますから！！！！！

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『三途の川を渡り終え、七日間道を歩くと

最初の裁判王、秦広王の元へたどり着く』

炭「えっ？閻魔大王だけじゃないのか？」

『影が薄いだけで、十人もの王がいるわ

1、秦広王 本地・不動明王

2、初江王 本地・釈迦如来

3、宋帝王 本地・文殊菩薩

4、五冠王 本地・普賢菩薩

5、閻魔王 本地・地蔵菩薩

6、変成王 本地・弥勒菩薩

7、泰山王 本地・薬師如来

8、平等王 本地・観音菩薩

9、都市王 本地・勢至菩薩

10、五道転輪王 本地・阿弥陀如来

計10名の王が裁判を下す

全て回るには2、3年かかるわ』

炭「そんなに！？」

『当たり前じゃない。10王の御殿は全て離れてる、それを徒歩で行くのよ？早ければ2年、遅ければ3年かかる

そして最終的には、罪の重さによって服役する場所が決まる

大焦熱、焦熱、大叫喚、叫喚、衆合、黒縄、等活の7つの地獄が重層している。

それを総称して八大地獄と呼ばれているわ

他にも沢山小さいのがあるけどね

あとは八寒地獄

八大地獄は暑いけれど、八寒地獄はそれの逆、ものすごく寒いわ。

八寒地獄のことも説明してあげたいけど、生憎専門外でねー…鬼灯殿に聞けばわかるかも…

まあいいや！

そして服役期間を過ぎたものは輪廻転生によって、またこの世に生まれ変わるの

どう？怖くなった？』

炭「…」

『え、言葉も出ない感じ？大丈夫だって、その時はもう死んでるから死ぬ恐怖なんて「あれ」へ？』

炭「助けた方がいいよな？」

炭治郎が指を指す方向には、女の子に縋り付く男の子の姿があった

え、明らかにあれ親しそうじゃないよな？？なに、なんなのあの金髪、いや蒲公英

すると雀が飛んできて、炭治郎の掌に止まった

何か言っているようだが、私には聞き取れない

炭「そうか、わかった！」

『いやわかったの！？』

私にはさっぱりだが、炭治郎はズカズカと近づいていき、蒲公英の首根っこを掴んだ

炭「何をしてるんだ道の真ん中で！！その子は嫌がっているだろう！」

？「あ…！お前、最終選別の時の！」

炭「お前のようなやつは知り合いに存在しない！知らん！！」

？「エェェェッ！？？会っただろうが！会っただろうが！！問題だよお前の記憶力がさァァ！？？」

…とりあえず

『お嬢さん大丈夫でしたか？お怪我は？』

「あっ、だ、大丈夫です…！ありがとうございます！」

『いえいえ、昼間でもこのような危ないものがおりますので、なるべくご友人と出歩いてくださいね、私との約束です(ﾆｺｯ)』

「はっ、はい…！」

炭「(あ、あの女性Aにオチたな)」

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