検索窓
今日:1 hit、昨日:17 hit、合計:443,057 hit

24話 ページ26

炭治郎の銯鴉に言われ、私と善逸は炭治郎に着いていくことにした

山の中を歩くこと数十分

ひとつの大きな屋敷が見えた

『…!、ねえ炭治郎、あそこ』

炭「え?…!、子供がいる…」

屋敷周辺の茂みを見れば、そこには2人の子供がいた

見たところ…私と年がそう変わらなさそう…

炭治郎が声をかけるも、2人は怯えた様子で、口を開こうとしなかった

炭「じゃーん!手乗り雀だ!どうだ?可愛いだろう」

そう言って、炭治郎は2人を安心させた

お兄ちゃんだなぁ…

そんな2人に事情を聞くと、2人にはもう1人兄がいるらしい

その兄が鬼に連れていかれ、2人は兄の血を辿ってここまで来たという

えらいぞ、と炭治郎はそれを褒めた

善「なぁ、炭治郎…A…」

『?』

そんな時、善逸が口を開いた

…!、なにか聞こえてくる

善「なぁ、この音何なんだ?気持ち悪い音⋯ずっと聞こえる。鼓か?これ…」

炭「音?音なんて⋯⋯」

『いや…聞こえるよ…どんどん近付いてくる…!』

何で…この鼓の音、どこか怖い…!

ギュッと、炭治郎の裾を握った

近付いてくる音に合わせるかのように、扉が開いた瞬間、人が2階から落ちてきた

『ひっ…!さ、サーナイト!"サイコキネシス"!』

怯えながらも助けることを考え、サーナイトを出した

その人はゆっくり地面に降ろされる

ちら、ともう一度見たが…その体は血だらけ

炭治郎がその人に近付いて抱き抱える

『たっ、炭治郎っ、揺すっちゃだめ…!

サーナイト、"いやしのはどう"』

サーナイトは顔を顰めながらも、技を発動してくれた

ごめんね、見たくないよね、怖いよね

ありがとう

『こ、ここに、包帯が入ってる。これで止血して…』

炭治郎に鞄を渡す

炭「あぁ、わかった!」

鞄の中から急いで包帯を出し、手当をした

男性は助かったみたいだ

私、血を見るのもままならないなんて、この先大丈夫だろうか

生活の中で血だらけなんて有り得なかったし…

炭「A、ありがとう」

『!、え…』

炭「Aが的確な対処をしてくれたのと、サーナイトがいてくれたおかげでこの人は助かった

きっと、俺だけじゃ助けられなかった

怖いのに、よくやってくれたな

Aは凄い子だ」

『ッ…』

そう言って炭治郎は私を撫でた

『…私、じゃない、サーナイトも怖かったはずなのに…私の指示に従ってくれた…』

炭「それでも、Aがサーナイトに指示を出さなかったらただサーナイトは血を見るだけで技を出さなかった

Aのおかげでもあるんだぞ」

25話→←23話



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (227 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
527人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

あいもち(プロフ) - 手持ちポケモンって作者さんの個性が出るから、ポケモンの小説は本当に面白い (2022年2月27日 22時) (レス) id: 7996fa9caa (このIDを非表示/違反報告)
神崎 - 絵めちゃくちゃうまいですね! (2020年5月16日 10時) (レス) id: bf878b2d72 (このIDを非表示/違反報告)
ろまろま - ミミロップ可愛いですよね!なつき進化の条件高めなのでミミロルから育てて進化して、おんがえしで大活躍した時は完動して泣きそうになりました! (2019年12月1日 21時) (レス) id: 00cb91440a (このIDを非表示/違反報告)
バンダースナッチ - てるって漢字は輝くの『輝』ですよ。 (2019年9月1日 14時) (レス) id: 2346fc661d (このIDを非表示/違反報告)
ゆきな(プロフ) - 村田さん生きてるかな?…これからも無理せずに頑張ってください!楽しみにしてます! (2019年8月5日 13時) (レス) id: e7791cc44f (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:繭花 | 作成日時:2019年7月27日 3時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。