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そしてメリオダスはもう1人の聖騎士へ向かっていった

軽々と聖騎士は蹴り飛ばされ、バステ監獄で大きな砂煙が起きていた

そりゃエリーを傷つけられたんだもん…怒るよ…

_ズキッ_

『…?』

ディア「A?どうしたの?」

『いや…なんでもない…。というかごめんね、普通に呼び捨てにしちゃってた…』

ディア「…Aになら、いいよ」

『え?』

ディア「Aのあの時の言葉、すごく心に来た

たしかに僕は巨人族で、ずっと人間に怯えられて、恐れられてきた

でもAは僕を恐れず怖がらず、団長を早く助けたいっていう僕の願いを叶えてくれた。

僕は、Aのこと好きだな」

『ディアンヌ……』

ディア「…な、なーんて!おかしいよね!さっきまで君のこと嫌な目で見てたのに…」

『それはメリオダスを思ってのことでしょ?』

ディア「え…」

『大事な仲間と、見たことない怪しいヤツが一緒にいたら怪しむのが普通だよ。

勿論、ディアンヌはメリオダスのことが好きだから、取られたくないって言うのもあるんだろうけどね!』

ディア「っ!は、恥ずかしい…」

『ふふっ、でもそう言って貰えて嬉しい

ディアンヌって、これからも呼んでいいかな?友達になろう!』

ディア「友達……!うん…!」

エリ「…ディア、ンヌ、さま…」

ディア「!」

『エリー!起きた!?』

エリ「メリオダス…様は…」

ディア「バステ監獄へ行ったよ。僕達もこれから向かうところ」

エリ「…わたし、も、連れて行って、ください…」

ディア「…泣かないんだね」

エリ「!……」

ディア「いいよ、僕のバッグに入れてあげる。揺れて傷口に障っちゃうかも…大丈夫?」

エリ「はい…!」

ディア「Aは歩けないだろうから、僕の肩にいてね」

『ありがとう、ディアンヌ』

そのままディアンヌに乗せてもらい、私達はバステ監獄へ向かった

ディア「……王女さんとも…友達になれるかな…

さっき、キツイことを言っちゃった…」

『!』

走っている途中に、ディアンヌはそう呟いた

『…なれるよ、大丈夫。

エリーは優しいから、あんなことで怒らないよ。

もしそれで怒ったら、まあ考えられないけど、私はエリーを怒る』

ディア「え…」

『だって、さっきのはディアンヌが正論だったもの。

たしかに女の子はか弱いけど、それはディアンヌも同じ。

そして女の子の中にはディアンヌより強い子もいるかもしれない

なのに図星をつかれたからって怒る子とは、まず私は友達にならないよ!』

ディア「!、うん…!」

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Ria(プロフ) - 続きが気になりますねぇ……。時間があればでいいので更新して下さると嬉しいです!よろしくお願いします!! (2020年3月22日 19時) (レス) id: 33e95337be (このIDを非表示/違反報告)
ゆきな(プロフ) - 天使がいた…(王女二人) (2020年2月17日 23時) (レス) id: e7791cc44f (このIDを非表示/違反報告)
S.H - 作者さーん!貴方のこの作品はとても面白いのに,続きが見れないのはなんだか寂しいな〜…現実生活が忙しいのなら仕方ないとは思うけど,出来たら,出来たらでいいから,続きが見たいな〜そして完結を見届けたいな〜…な〜んて…ダメかな? (2019年6月21日 0時) (レス) id: 7be101f077 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 面白い!これは続きご気になりますね!応援してます!頑張ってください! (2019年5月2日 16時) (レス) id: ba67b17bbf (このIDを非表示/違反報告)
繭花(プロフ) - ヤクルトさん» 本当ですか!?ありがとうございます!これからも更新頑張ります! (2019年4月5日 17時) (レス) id: b0711b3300 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:繭花 | 作成日時:2019年3月28日 23時

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