突然ヨコハマの街に放り投げられたら貴方はどうしますか【文スト】【勘違い】

放り投げられた 24 ページ26

太「それじゃ、Aちゃんの入社を記念して…」

「「かんぱーい！！」」

その後すぐにパーティが始まった

敦くんは院長先生と笑顔で話してる

よかった…

泉「A…」

『！、鏡花……どうしたの』

泉「…Aがあの時、院長先生を助けなかったら、敦のあんな笑顔…見れなかった

だから、ありがとう」

『え…そんな、お礼を言われるほどの事じゃ…太「それ、本当かい？」えっ』

気がつけば全員に聞かれていた

太「ふむふむ、社長！今の話をAちゃんの入社試験にしませんか！」

福「許可しよう」

おいこら社長！！！！

太「ふふふ、これでAちゃんは正式社員だ！

改めて、よろしく頼むよ」

『……異能力もろくに使えなくて…気が利かないと思う……

それでもいいと言うのなら…



よろしくお願いします』

深深と頭を下げて、改めて挨拶した

敦「Aちゃん」

『…！』

また敦くんが目の前に来たため、鏡花ちゃんの所へ逃げようとしたけど腕を掴まれてしまった

待って待って顔近いって可愛いし格好いいしなんなのこの子、ちょ、マジで死ぬ！！！！

敦「…院長先生を、助けてくれてありがとう」

『！…』

敦「まだ、昔の院長先生を許すことは出来ないけど

もしかしたらこれからは、ちゃんとした親子になれるんじゃないかなと思うんだ。

Aちゃんが助けてくれなかったら、こんなこと思うことなく、ただただ過去から目を背けるだけだった

だから、ありがとう」

『……』

原作を変えることになっちゃったけど

敦くんの笑顔で

そんな不安、全部すっとんじゃった

『……さっきは、ごめん…。その、恥ずかしくて…つい…。

これから、よろしく…

敦』

敦「！、…うん！」

掴まれていた手を取り、握手をする

院「私からも、改めてお礼を言わせてくれ。

感謝してる」

『お礼は、もう貰った』

院「え？」

『……』

敦くんの嬉しそうな顔が見れたから、満足

中「邪魔すっぞー」

『！、中也兄さん…！』

その時、仕事を終えた中也さんが入ってきた

小走りで中也さんの元へ行く

中「おーA、どうだ、ちゃんと自己紹介出来たか？」

『出来た…』

中「えらいえらい！」

『…ふふ、』

中也兄さんは最近、何かをする度に褒めてくれる

その時の撫でてくれる手が大好きなんだ

中「福沢さん…だったか？Aの入社を許可してくれて感謝する」

福「いや、こちらも社員が増えるのは助かる。これくらい安い」

中「そうか？それじゃ、A、帰るぞ」

『うん……みんな、また明日』

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