突然ヨコハマの街に放り投げられたら貴方はどうしますか【文スト】【勘違い】

放り投げられた 10 ページ12

『……』

芥「……」

き、気まずい……この広いリビングに無口なこの人と二人きりは気まずい

…なんか、寒いな…お風呂はいったばかりなのに…

芥「…着ていろ」

『！…、え…』

芥「微かに震えている。寒いのだろう」

『…あ、りが、とう…(にこ、)』

芥「！、あぁ…」

優しいなぁ

原作ではほとんど「人虎ォ…！」って叫んでるところしかないし←(そんなことはない)

芥「…妙だな」

『え…？』

芥「この部屋は冷房どころか窓も開いてない。故に寒いわけがないのだ、風邪でも引いたか」

『たし、かに……。でも、体、だるくない…』

それはおかしい…

風呂に入ってすぐ髪を乾かしたし、外には出てない

芥川さんに寒がる様子は全く見られない

寧ろ樋口さんはスーツを脱いでいた

なら、私だけこの空間で寒がっている

風邪引いちゃったのかな…池にぽちゃったし…

でも全然体だるくないし、熱っぽくない

まあ、考えるだけ無駄か…

中「芥川、話は終わった」

芥川「では我々はこれで」

樋「またね、Aちゃん。」

『あっ…』

樋「？」

『また、会える…？』

樋「ッ…！会える！また会いに来るからね！！」

中「毎日はやめろよ？」

樋「矢張り中原さんには全てお見通しですね」

中「やめろよ？？？？」

『えと…龍兄ちゃんも…またね…？』

芥「！、…嗚呼、又逢おう」

ぃよっし！また2人に会える！！！

芥「では」

樋「お邪魔しました」

中「あぁ、気ぃつけて帰れよ」

『おやすみなさい…』

こうして2人は帰って行った

中「悪ぃな、お腹空いただろ？」

『ううん…平気…』

中「それと、本当に申し訳ねぇんだが…明日仕事が入っちまった」

『お仕事……遅くなる…？』

中「あぁ…帰れない可能性も…」

『…ん、待ってる…』

中「…ごめんな、飯はちゃんと作っとくから」

『うん……ありがとう…』

中「じゃ、飯食うか」

明日は1日1人かぁー、何しよ

そんなことを考えながら夕ごはんであるカレーを口に入れる

…わざわざ会って話をするってことは、危ない事なのかな…

何も無いといいなぁ…

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