放り投げられた 9 ページ11
中「こいつはA、俺が今日拾った」
芥「笑止、拾った?あの中原さんが?」
中「てめぇわざとか?わざとだな??つくづく太宰似やがって」
芥「それほどでも」
中「褒めてねぇよ!」
樋「拾ったって……親御さんは?」
『い、ない…』
樋「いない!?」
中「そこら辺は俺が後で話す、樋口、俺と芥川は仕事の話してくっからこいつの髪乾かしてやってくれ」
樋「はい!」
樋口さんに手を引かれ、また脱衣所を目指す
樋口さんと中也さんがすれ違った時何か話してたけど…なんだったんだろ
仕事の話する中也さんも格好いいっす
樋「ねぇAちゃん、どんな感じで中原さんと出会ったの?」
高級なドライヤーなのか音が小さく、樋口さんの声が聞こえた
『…死体で…??』
樋「え"」
まあ、私が急に現れた感じなんだろうけど
樋「し、死体?」
『うん…気付いたら…大きな岩に潰されてる人がいた…
思わず叫んだら…中也兄さんが岩の奥から出てきて…私を拾ってくれた…』
樋「び、びっくりしちゃったでしょ?死体なんか見ちゃって…」
『…びっくり、したけど……中也兄さんと出会えたから……結果オーライ、かな…?』
樋「…中原さんの仕事については、探ってないの?」
『……(一体なんであの人が殺されたのか)気に、なるけど、(私まだ小6だしヨコハマの街なんてわからないし)私にとって…中也兄さんが全てだから……正直、興味無い………』
樋「!、…ッ〜…!もう我慢できない!」
『わっ、!』
すると急に樋口さんがドライヤーを止めて抱きついてきた
あ、髪の毛乾いてる
樋「なんっていい子なの…!妹にしたい…!!」
『?、おねえ、ちゃん…?』
樋「ッ…!一葉!私は樋口一葉よ!」
『一葉…お姉ちゃん…』
樋「なぁに?可愛いAちゃん!」
なんか、いつもクールだからこんな一面があるなんて知らなかった…
子供、好きなのかな…
中「…なァにやってんだ」
樋「ん"んっ!中原さん、どうしました?」
いつの間にか中也さんが脱衣所の扉を開けてこちらを眺めていた
樋口さん…急にキリッとしたな
中「…お前の気持ちはわからなくもねぇが、話がある、来い。
A、次は芥川と一緒にいてくれるか?」
『うん、わかった…』
中「…悪いな、風呂出て早々バタバタさせちまって」
『ううん…仕事の話する中也兄さん…格好いいから…いい』
中「ッ…!!」
樋「中原さん、顔顔」
中「るっせぇ…!ほっとけ…!」
あ、あれ?なんか不味い事言った??
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ロア - 今の私とまるっきり同じなんだけど (2022年9月21日 17時) (レス) id: f71c6b27b8 (このIDを非表示/違反報告)
ロア - e…設定のやつ私ジャングル田中 (2022年9月21日 17時) (レス) @page1 id: f71c6b27b8 (このIDを非表示/違反報告)
酸素無駄遣い装置 - 私も放火事件のニュース、見ました。最近は、理不尽極まりない、事件、事故が多くて、ニュースを見れば毎日そう云う事件の事を目にします。これを機に一人一人が何か行動を起こすべきなのかもしれませんね。 (2019年7月23日 18時) (レス) id: 8cc010c4ca (このIDを非表示/違反報告)
紅葉(もみじ) - 院長先生好き。なんか・・・声がいい!(まぁ一番はちゅややけんな!) (2019年7月3日 21時) (レス) id: a1dab6af9d (このIDを非表示/違反報告)
玲奈(プロフ) - 更新待ってます!頑張ってください! (2019年6月9日 16時) (レス) id: b826bbf687 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:繭花 | 作成日時:2019年5月14日 5時