ブリュレ…２９〜last story〜 ページ29
桃side
小「俺、振られたんか…」
花火が始まる直前になっても流星が来る気配はない
自信があるなんて思ってたんは自惚れやったんか
小「はぁ…」
俺がため息をつくのと同時に一発目の花火が打ち上がった
どんなもんかと窓の方に寄ってみる
その時誰かに後ろから抱きしめられた
紛れも無い、流星や
藤「遅なってごめん…」
小「っ、…もう来ないか思ったで」
藤「俺が好きなのはっ…小瀧やで」
泣きそうになるのをこらえて俺は流星に向き直る
藤「ごめん…シゲのところ行ってたから」
流星らしい優しさ
ちゃんと想いを伝えてから来てくれたんや
小「シゲ、何て…？」
藤「もし何かあればすぐに俺のところに来いって」
微笑みながら流星が言う
小「俺はずっと離さへんよ？」
藤「小瀧っ…//」
そして俺は流星の手を握ってベランダに出た
藤「綺麗…やな」
ちょうど花火が上がってパッと周りが明るくなる
小「なぁ、流星。俺と…」
付き合ってください、
俺の声は上がった花火の音でかき消された
藤「今何て…？」
小「こう言ってん…」
言うんじゃまた聞こえへんかも知らんから
行動で伝える
俺は流星の頭をそっと撫でて顔を近づけた
藤「ん、っ」
流星の唇に触れるだけのキスをする
小「ずっと好きやで」
藤「俺も…」
どちらからともなく唇を重ねて抱きしめあう
小「俺のこと、望な？」
流れでいけるかな、なんて
藤「のぞ…うぅ、やっぱり無理や」
言いかけて恥ずかしいのかやめて俺から離れた流星
でもそんなところも好き
素直になれなくて不器用で天然で
誰よりも優しくて思いやりのある
そんな流星が好きや
藤「望、好きやで」
はっきり言えて満足そうに俺に笑いかける流星の後ろでまた花火が上がる
花火の光に照らされた流星の笑顔は今までみた中で一番幸せそうやった
小「俺、今すごい幸せ」
俺はそう言って流星に抱きついた
花火が終わるまでずっとこのままでいたい
いや、花火が終わっても
ずっと、いつまでも流星を離したくない
好きや、大好きや、流星
溢れる想いを込めて俺は流星にキスをする
こうして俺たちの文化祭は幕を閉じた
〜end〜
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愛∞ - まいすたぁさん» 頑張ってください！ (2018年7月27日 14時) (
レス) id: 64e52e5a9f (このIDを非表示/違反報告)
まいすたぁ(プロフ) - 愛∞さん» コメントありがとうございます！面白いと言って頂けて嬉しいです〜！ご期待に応えれるように頑張るのでこれからもよろしくお願いします〜！ (2018年7月27日 12時) (レス) id: fde00e733d (このIDを非表示/違反報告)
愛∞ - ブリュレって、関ジャニ∞の曲ですよね♪私、関ジャニ∞大好きなんで、凄い嬉しいです！ジャニストでは、しげが好きです。面白かったです。これからも、頑張ってください！ (2018年7月27日 9時) (レス) id: 64e52e5a9f (このIDを非表示/違反報告)
まいすたぁ(プロフ) - # 流 望 んさん» ご指摘ありがとうございますっ！すぐに確認して直します！ (2018年6月3日 13時) (レス) id: fde00e733d (このIDを非表示/違反報告)
# 流 望 ん(プロフ) - あの…、今気づいたんですけど、わかりたいたいになってません？ (2018年6月3日 12時) (レス) id: 175c974560 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まいすたぁ | 作成日時：2018年4月7日 17時
