ブリュレ…２４ ページ24
赤side
重「そっか…淳太くんが」
あの頭いいお兄ちゃんが来るのか
藤「それだけ、やからもう平気。聞いてくれてありがと」
頑張って笑う流星を抱きしめる
重「無理すんなよ」
藤「シゲも何かあるんちゃうの？…俺も言うたやろ？俺がシゲを守る番やって」
そう言って俺を見つめる流星に胸が苦しくなる
今俺が流星に伝えたいのは「好き」の２文字
やけどきっと流星の目に写っているのは…
重「流星は好きな人おるか？」
やっと絞り出した言葉はこれだけ
藤「な、なんや急にっ…お、おらんよ」
慌てて俺から離れて首をブンブンふる流星
重「そっか」
鈍感なのかそれともまだ素直になれへんのか
重「じゃあ行こう、俺が聞きたかってんはそれだけやから」
藤「うん」
俺の隣に立って頷く流星の笑顔にまた胸がキュッと締め付けられる
藤「っ…」
校内を回って来て教室の前まで帰ってくると足を止めた流星
中を覗くとたくさんのお客さんの中に淳太君の姿
重「待ってて、裏回っとき？」
藤「…ありがとう」
流星は教室の端を通ってキッチンの仕切りの後ろへ移動する
重「淳太、くん」
俺は流星の姿が見えないのを確認して淳太くんに声をかけた
中「誰や？あ、重岡さん家の…？」
重「重岡大毅です。久しぶり、淳太くん」
中「大毅くん、久しぶりやね」
ニコリと笑う淳太くんはあの怖かった淳太くんと雰囲気が全然ちゃう
中「あのさ、流星おらんか？」
重「今は外してて」
中「そっか…流星おらんのか」
寂しそうに目を伏せた淳太くん
やっぱり何か変わった気がする
重「淳太くんはどうして流星に会いに？」
中「なんとなく、会いたなったから」
重「淳太くん…」
中「でもやっぱり謝りたいから、かな」
優しい表情で遠くを見つめる淳太くん
昔の淳太君とは違う
そう判断した俺はキッチンに向かった
藤「シゲ？」
重「流星、淳太くんに会おう」
藤「え？」
重「会おう、今の淳太くんは前とちゃうよ」
藤「っ…」
重「ほら、流星」
俺が手を差し出すとその手を静かに押して俺の方を見る
藤「ちゃんと俺も変わるから」
そう言って流星は淳太君のところへ向かった
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 330人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
愛∞ - まいすたぁさん» 頑張ってください！ (2018年7月27日 14時) (
レス) id: 64e52e5a9f (このIDを非表示/違反報告)
まいすたぁ(プロフ) - 愛∞さん» コメントありがとうございます！面白いと言って頂けて嬉しいです〜！ご期待に応えれるように頑張るのでこれからもよろしくお願いします〜！ (2018年7月27日 12時) (レス) id: fde00e733d (このIDを非表示/違反報告)
愛∞ - ブリュレって、関ジャニ∞の曲ですよね♪私、関ジャニ∞大好きなんで、凄い嬉しいです！ジャニストでは、しげが好きです。面白かったです。これからも、頑張ってください！ (2018年7月27日 9時) (レス) id: 64e52e5a9f (このIDを非表示/違反報告)
まいすたぁ(プロフ) - # 流 望 んさん» ご指摘ありがとうございますっ！すぐに確認して直します！ (2018年6月3日 13時) (レス) id: fde00e733d (このIDを非表示/違反報告)
# 流 望 ん(プロフ) - あの…、今気づいたんですけど、わかりたいたいになってません？ (2018年6月3日 12時) (レス) id: 175c974560 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：まいすたぁ | 作成日時：2018年4月7日 17時
