rainbow★love 3

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緑side

中「ごめん、神山」

神「い、いえ…」

鼓動が早くなってる

突然のことだったし現実がうまく掴めない

あれ？現実じゃなくて現状か…？

頭までボーッとしてるみたい

中「我慢できひんかってん…好きやねん、神山が」

神「っ//」

もちろん、俺やって淳太様が好きやから嬉しい

やけど今伝えていいものなのか

そもそも好きになっちゃあかん人やのに…

俺どうすれば…



中「神山、信号」

神「す、すみませんっ！」

考え込んでいた俺は信号の色が変わったのに気づかんかったらしい

ミラー越しに淳太様が微笑んでいるのが見えた



神「着きました…」

なんとか高鳴る胸を押さえて家まで着いた

中「ありがとう、神山」

荷物運んどいて、と言い残して淳太様は自室に帰った


神「失礼します…」

さっきの事があったからまだ顔を直視できない

さっさと荷物を置いて部屋に戻ろう…


中「明日、楽しみしてるよ」

後ろから声を掛けられてビクッとなってもうた

そうだ、明日２人きりになるんやった…

さっきまでの優しい微笑みではなく

今度は妖しい笑みに見えるのは気のせいなんやろうか

中「ともひろ…やったっけ？」

神「え？」

下の名前で呼ばれるなんて初めてのことで

嬉しい、嬉しすぎる…

中「下の名前、ともひろやんな？」

神「は、はい」

中「明日、待ってるから…とも？」

また抱き寄せられて耳元で囁かれる

俺の顔が熱くなっていく

神「で、ではまたご夕食の時にっ！」

恥ずかしいのを隠すように俺は急いで部屋を出た

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