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2話 ページ3

曲撮りが終わり、スタッフさんに軽く挨拶をすると一旦楽屋に戻る。


この後はスタジオ収録があるからそれまで待ってないといけない。




「今日も良かったぞ。
1時間後にスタジオ収録だから、ゆっくりしとけ」



楽屋に入り、水を取るとマネージャーから声がかかった。





思ってもないくせに。





そうは思ってもちゃんと返事は返す。


「…うん。ありがとう」



そこからはずっとお互い無言で。


だって、わざわざ話す必要もないんだから。




コンコンッ


椅子に座りボーッとしていると、ノックされた扉。




「どーぞ」



その言葉の後、ゆっくり開いた扉から入ってきたのは7人組のナムジャ。



誰だろ、この人たち。


とりあえず、俺だけ座っているのは失礼だから椅子から立ち上がる。



「トゥルッ!セッ!バン!」

「「「タン!アンニョンハセヨ、バンタンソニョンダンイムニダ」」」


その言葉と共に、一斉に頭を下げた彼ら。



とりあえず、驚きすぎてどうすればいいのかわからない。




「えーっと、アンニョン?」




「うわぁ、サイさんだ!ジミナ!本物だよ!」


「テヒョナ落ち着けって!どうしよう握手してくれるかな!」


「ヒョン達、落ち着いてください」



えーっと、どうしたらいいんだこれ。


本気で収拾がつかなくなりそうな時、静かにしろ。という声が聞こえ、騒いでいた人達が黙った。



「あの、今日この後のスタジオ収録ご一緒させていただきます。改めて、防弾少年団です」


先程、うるさかった人達を黙らさせてくれたとてもマトモそうな人が言ってくれた。


あぁ、楽屋挨拶か。




「あっ、サイです。今日はよろしくお願いします」


とりあえず笑顔を浮かべると、防弾少年団さんは緊張していたのか強張っていた顔が緩んだ。




「あの!俺キム・テヒョンです!
サイさん、デビューした時からずっとファンです!」



そう言ってすごい近づいてくるすごい顔が整った人。


そして、それを皮切りに、防弾少年団さんの怒涛の自己紹介が始まった。



全然休めないんだけど、ナニコレ。イジメ?



「サイさん!スタンバイお願いします!」




適当に相槌を打って聞き流していると、ありがたいことに呼びに来たスタッフ。



「じゃあすみません。俺もう行かなくちゃ。
わざわざありがとうございます」



そのセリフを残して、楽屋から出てスタジオに向かった。


はぁ、収録前になんでこんな疲れてんだろ。。。

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ネオ - こんばんは!続きが気になります^^更新楽しみにしてます! (2017年9月22日 20時) (レス) id: eb8a10f78c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:18世 | 作成日時:2017年9月17日 22時

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