＊8＊ ページ10
｢……え？｣
まさかバッチないと駄目なやつ？
｢あ、咲ちゃんは仕方ないよ！
今日この学園に来たばかりだし！｣
｢ああ、なら仕方ないね。
モニターで見た君の様子からだとA以上は確実だね。
SかSSになるんじゃないかな。｣
｢じゃあ15歳でSは影山と国見とお前の3人だけって事か！
お前すげーな！｣
｢ありがとうございます。
えっと…。｣
誰だっけ？
｢ああ、自己紹介とかしてなかったね。
皆さんちょっと集まってください！｣
くせ毛さんがそう言うといろんな人が集まってきた。
｢皆さんに紹介します。
この2人はミステリー難事件クラブの部員になる、加藤咲さんと谷地仁花さんです。｣
｢よろしくお願いします。｣
私が少し微笑むと何人かの顔が薄らと赤く染まった。
｢よ、よろしくお願いしゃす！｣
｢うん。
よろしくね。
私は清水潔子。 17歳だよ。｣
｢清水さん、よろしくお願いします。｣
｢清子でいいよ。
だから私も2人の事名前で呼んでもいいかな？｣
｢もちろんです！｣
｢ぎゃ、逆にありがとうございますっ…!｣
仁花…。
｢うん。
仁花ちゃんって面白いね。｣
なんて、潔子さんはクスクスと笑っている。
品があるなぁー。
｢2人は今何歳なの？｣
｢15歳です。｣
｢わ、私もですっ!｣
｢そうなんだ。｣
と潔子さんが微笑んで言った時に男らしい男性が潔子さんの話を遮った。
｢清水。
女子が入って嬉しいのも分かるが、先に自己紹介を済ませないか？｣
｢あ、ごめん…ちょっと嬉しくて…。｣
｢いや、大丈夫だ。
加藤と谷地…だったよな？
俺は澤村大地。
清水と同じ17歳だ。
よろしくな。｣
澤村さんは爽やかに笑う。
｢俺は菅原孝支。
二人と同じ17歳。
さっきは見苦しい所を見せて悪かったな。｣
菅原さんは少し苦笑いしている。
｢本当だよ〜、スガくん。
あ、俺は及川徹！ 17歳ね。
俺がイケメンだからって惚れないでね！｣
うん、ウザイ！
なんて考えてたら、及川さんは顔がイカツイ人に卍固めをされている。
｢俺は岩泉一。 17だ。
及川がなんかしたら俺に言ってくれ。
成敗する。｣
｢ちょっと岩ちゃん?!｣
｢うるせえクソ川。｣
｢ひどいっ！｣
待って岩泉先輩男前すぎる…!
かっこいいっ！
｢はい、岩泉さん。
その時はよろしくお願いしますね。｣
私が微笑んで言うと岩泉さんの顔は少し赤くなった。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 79人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：咲 x他1人 | 作成日時：2016年12月21日 2時
