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｢ねえ、仁花はどんな魔法属性を持ってるの？｣
｢私は、癒と草と水だよ。
咲ちゃんは？｣
｢予知と炎と氷と雷だよ。｣
｢す、凄いね…。
4つも持ってて予知もあるなんて…。｣
｢それは仁花もじゃん。
癒なんてほんとにごく一部の人しか持てないのに。
それに３つも４つもそこまで変わらないよ。｣
｢そうかな？
でも炎と氷だったらライドして水にする事が出来るし。｣
…ライドって何？
｢…ライドってなに？｣
｢あ、まだ授業出たことないから知らないよね。
ごめんね、気がつかなくて…。｣
｢ううん、大丈夫だよ。
それより、ライドの意味を教えて？｣
｢あ、うん。
ライドっていうのは魔法属性同士を組み合わせる事だよ。
まあやるにはそれなりの技術が必要だけどね…。｣
｢そうなんだ。｣
｢咲ちゃんの持ってる魔法属性はバランスがいいものばかりだね。
魔法属性はライドすると威力が増加するんだよ。
重解ライド…あ、ライドを何回もする事ね。
重解ライドはライドの威力をはるかに超えていて凄くヤバイらしいよ。｣
｢へぇ〜…。
重解ライドってのは出来ないけどライドは出来るかも。｣
｢え？｣
私は自分の両手に氷と炎を出す。
お互いを混ぜ合わせるようにイメージして、氷と炎を片手で持つ。
すると、氷と炎は渦を巻きだした。
少し時間が経つと渦はどんどん小さくなっていき、最後には何も残らなかった。
｢チッ。 失敗か…。｣
まださすがに無理か…。
｢す、凄いね！ 咲ちゃん！｣
｢へ？｣
｢ライドをしようとしたの今が初めてでしょ？
それでここまで出来たなんて…本当に凄いよ！｣
正直、複雑な気持ちだけど、まあ一応ありがとうって言っとこ。
｢あ、ありがとう…。｣
｢あ、咲ちゃん。
スマホの設定まだしてないでしょ？
だから今からやろうよ。｣
｢う、うん…。｣
｢ここが電源ね！
そして電源をつけるとパスワードを決めてくださいって出てくるからパスワードを入力して？｣
私は仁花に言われたとうりに電源をつけパスワードを決めそれを入力した。
｢入力し終わったらホーム画面にいくよ。
ホーム画面に行ったら色々なアプリがあるから全部に自分の名前、パスワードを入力して。
それでスマホの設定はおしまいだよ。｣
｢へぇ…。
意外と簡単なんだね。｣
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作者名：咲 x他1人 | 作成日時：2016年12月21日 2時
