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そう言うと同時に手を振り下げる。
刹那、私たちは距離を置く。

貝田は手を私に向ける。
それと同時に雷を放つ。
私は何一つ身動き取らずに雷を受ける。
威力が弱すぎてよろけもしない。


「ふっ、ダッサ!
まともに受けるなんて、避けることも出来なかったの?」


高笑いしながら私にそう言う。

馬鹿さ加減に鼻で笑ってしまう。
バレないように下を向く。


「ねえ。」


そう声を出すと、貝田は高笑いをやめる。


「何よ。」


「今のが本気…?」


「そんなわけないでしょ。
でも、強すぎて声も出なくなっちゃった?」


その言葉に思わず反応してしまう。
そして顔をあげる。


「んなわけないじゃん。」


思わず、貝田を見ながらニヤけてしまう。


「そんなに強がってていいの?」


貝田は悔し気な顔をする。


「もちろん。
勝てるし。」


ほんと笑っちゃう。


「舐めてんじゃないわよっ!」


そう言って貝田は右手の人差し指に着けている指輪を触る。
その指輪は光ながら姿かたちを変えていく。
最終的に大鎌になった。

大鎌を選ぶなんて馬鹿な女。


「大鎌って実際には使い勝手が良くないんだよ。
目立つ上に携帯性に難がある巨大武器は一方的にハチの巣にされるのがオチ。
知ってた?」


ほんと馬鹿な女。
こーゆー奴は戦闘になっても役に立たない。


「うるさいわね!
私には私なりの戦い方があるのよ!」


それに煽られたらすぐに感情的になる。
冷静じゃない分正しい判断をできるとは考えづらい。


「あっそ。」


そう言うと、次は魔法技をしかけてくる。


風風乱(ふうふうらん)!」


私の方に風の渦が向かってくる。

今は感情的になっていて魔法技の威力的には100%に近いはず。
見た感じ私の2割程度の魔力しかない。
勝利は目に見えている。

まあ、少なくとも今はこの風を利用させてもらおう。

私は、右耳たぶに着けているピアスに触れて、サブマシンガンを出す。
お腹にサブマシンガンを当てて少し飛び床を撃ち続ける。
その衝撃で体が浮く。
風の渦より少し高い場所まで来たら床を撃つのを止める。
風の渦が真下に来て、その高さからまた体が浮く。
その高さから雷を放つ。
速度はまあそれなりに出して、威力は3割程度。
まあこの女からさっき受けた雷よりは少なくとも4倍は強力。
これ以上はこの女の心臓が止まる可能性もあるから手加減して放つ。

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設定タグ:ハイキュー , 魔法パロ,推理 , (自称)ヒロイン   
作品ジャンル:アニメ
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作者名: x他1人 | 作成日時:2016年12月21日 2時

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