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その声の後に「おおっ!」という男子達の声がする。

そんな期待されても困るんだけど。


「じゃあ、加藤入ってこーい。」


そう言われて大きく深呼吸してから扉を開ける。

堂々と歩き、友ちゃんの隣までいく。

友ちゃんがアイコンタクトを取ってくる。

自己紹介しろってことよね。


「初めまして。
加藤咲です。
好きなものは美味しいものです。
あと、座右の銘はNo pains,No gains。
意味は苦労なくして得るものなしです。
よろしくお願いします。」


そう言って頭を下げると、拍手の音が響く。
頭をあげる。
何やらクラスの人達が話している。
神経を尖らせ声を拾う。


「確かに可愛いな。」


「俺結構タイプ。」


「俺も。
でも、彼氏いそうじゃね?」


「確かに。」


「可愛いけど俺の好みではないなー。」


「お前何様だよ。」


「座右の銘ってなに。
うざ。」


「ちょっと可愛いからって調子乗ってる。」


「可愛い女の子バンザイ。」


「生きてて良かった。」


「目の保養。」


「一目惚れした。」


「まじかよ。」


「まじ可愛い。
付き合いたい。」


「はあ?
ブスが調子乗んなっての。」


「絶対性格悪いでしょ。
顔に出てる。」


「他の女子達悪口めっちゃ言ってるけど僻みだよね。」


「そうそう。
自分達が可愛くないからってそんな嫉妬しなくていいのに。」


「静かにー。」


友ちゃんのその一言でクラス中が一気に静まる。


「じゃあ加藤はあの真ん中の空いてる席な。」


「わかった。」


そう言って空いてる席に向かう。
周りの席が誰なのか見てみると、右隣は黒尾さんで、前の席が赤葦さんだった。
とりあえず会釈した。
二人とも笑って返してくれる。
そして席に座る。


「質問は休憩時間にしてくれ。
じゃあ授業始めるぞ。
加藤はまだ教科書ないから、黒尾かモブ見せてやれ。」


私は、すぐさま黒尾さんを見る。
黒尾さんはふはっと笑う。
黒尾さんが前を向き手を上げる。


「友ちゃん、席くっつけてもいい?」


「ああ、いいぞ。」


席をくっつける。
黒尾さんとの距離が近い。
少しばかり緊張する。


「じゃあ皆は分かってると思うが、加藤はまだ分からないため魔法について説明するぞ。
魔法には属性があり、15に別れている。
炎・草・植・水・氷・雷・土・風・闇・光・霧・癒・予知・浮力・幻だ。
発見されているのはまあこれくらいだな。」

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設定タグ:ハイキュー , 魔法パロ,推理 , (自称)ヒロイン   
作品ジャンル:アニメ
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作者名: x他1人 | 作成日時:2016年12月21日 2時

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