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ひなとのコンサートの帰り


ある雑貨屋の前を通った


すごく雰囲気がよくて可愛らしいお店で、


中を少し除いてみれば


俺の好みのピアスが売っていた


『ちょ、ひなー、この店寄っていい?』


ひな「うん、いいわよ」


中に入りピアスのコーナーに向かえば


思った通り俺の好きな感じのピアスがたくさん


俺は女子らしいハートや、リボンがあまり得意ではないからこーゆーお店は嬉しい


俺はイヤーロブ、耳たぶにひとつ開けている


左側だけね


ほんとはインダストリアルにしたかったんだけど


なんでかはわからないけどやめとけって止められた


かっこいいと思うんだけどな


お店に並んでいるのはジャラジャラしてないシンプルなピアスがほとんどで

これは買うしかないと思い、2、3個購入


ひとつはひなとお揃いでつけようと思っている


今日付いてきてくれたひなに俺からのプレゼントだ


『あ、そうだ』


もうひとつ買お


ついでにもう2箇所ほど開けようと思いピアッサーも購入


ルンルンで寮に帰ったよ☆






『たっだいまー♪』


高すぎるテンションで談話室の扉を開ければ


バーンと思っていたよりも強い勢いで開いてしまった


あちこちから「うるさっ!」「扉壊れる!」と声が聞こえる


すんません


臣「おかえり、テンション高いな。いいことでもあったのか?」


『ふっふっふっよくぞ聞いてくれました!帰ってくる途中雰囲気がいいお店を見つけてそこでピアス買ったんですよー!しかもすごい俺好みのピアスで!新しいピアス買ったのとついでにピアッサーも買ってまた開けようかなーって!』


ピアスを前に出して見せると


万里「おー、これ俺も好きだわ」


『あ、やっぱり?絶対万里に似合うと思ってた』


万里「こんどその店教えろよ」


『もっちー♪』


で、さっきから万里以外喋ってないんだけど…


みんな生きてる?


太一「え、Aちゃんってピアスあいてたんっすか??」


『あれ?言ってなかったっけ?左に1個だけだけどね』

あ、あれかみんな俺がピアスあけてることに驚いてたのか


綴「もっと自分の体大切にしろよ……」


『いやいや、耳に穴あいてるだけですよ』


だって、オシャレで体大切にって言われても…

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作者名:しにょん | 作成日時:2018年4月16日 22時

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