あなたの妄想詰め込みました。

交通事故：シルク ページ6

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シルクside



今日、一緒に帰っていたAが交通事故にあった。


それは俺の目の前で起こった。


横断歩道を渡っているときだった。


信号無視の車がつっこんできて···。救急車で運ばれすぐに手術が始まった。


俺は手のひらに爪をめり込ませながら強く手を握り、ただひたすらAの無事を祈った。




(青だったんだ···。Aは間違えたことなんかしてない。どうして俺じゃないだ！どうして、どうして！)




何度も何度も後悔を繰り返す。




そんなとき、手術が終了し、眠ったままのAが出てくる。



Aの両親はすぐにAにかけより、手を握ったり頬を撫でたりしていた。




大きな傷がひとつあったが命に別状は
なかったらしい。



ただ、いつ目覚めるかは分からないと言われた。




俺はAの病室でAの傍に座り泣きまくった。



男が泣くなんて、ダサいってことは分かっている。



でも、泣かなければ、俺はAをこんなふうにしてしまった後悔と未練で押しつぶされてしまう。



「起きてくれよ！また俺に微笑んでくれよ！···お前が楽しみにしてた体育祭もあるんだぞ···。俺、かっこいいところ見せようと思ってたのに···。」




Aの手を優しく握った。




「俺、まだお前に気持ち言えてないんだからさ…。起きてくれよ…好きだ、バカ···。」

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