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o side
井ノ原「そうか、だからそんなに不機嫌なのかぁ」
井ノ原さんが櫻井の頭を少し乱暴に撫でると櫻井は不満そうに井ノ原さんを見上げた。すると、三宅さんも井ノ原さんも苦笑していた。
三宅「そんな顔するなよ」
井ノ原「明日は一緒に食べれるんだろ？」
櫻井は嬉しそうに頷こうとしていた。
m「すみません、三宅さん、井ノ原さん」
井ノ原「ん？なぁに？」
m「申し訳ないのですが明日も櫻井と一緒に食べたいんです」
松潤がそういうとちらっと櫻井を見てから2人とも顔を合わせた。
三宅「そっか、なら仕方ないね」
井ノ原「じゃあ、明後日かなぁ」
s「いや…ふが」
n「はい、明日までお借りします」
ニノは櫻井の口を手で塞ぎながら愛想良く答えていた。櫻井は手を退けようとしていたがニノの方が強いのかそれとも櫻井があまり力をだしていないのか苦戦しているようだった。
三宅「じゃあ、俺らはこれで」
井ノ原「お前らも頑張れよぉ」
「はい！」
a、m、n「「「はい！」」」
三宅さんと井ノ原さんが離れていく。するとやっと解放されたらしい櫻井はニノを睨んでいる。
s「…明日は絶対皆さんと食べませんからね」
「櫻井は何で俺らと食べるの嫌がるの？」
s「周り見てください」
そう言われ4人で周りを見回す。
チラチラとこちらを見ていたりこっそりと見られているだけでいつもと変わらないが…
櫻井はハテナを浮かべている俺たちを見ると苛立ったようにため息をついた。
s「皆さんといると注目を浴びるんですよ！ただでさえ、見られるのは好きじゃないのに」
あぁ、そういうこと…
というより櫻井も注目の的になっているんじゃないか…？
s「ということなので明日からは岡田さん達と食べるので邪魔…しないで下さいね？」
にっこりと笑いながら櫻井は言った。というより邪魔ってなんだ邪魔って…
a「でも、井ノ原さんに明後日って言われてなかったっけ？」
s「そこら辺は大丈夫ですので」
m「先輩の誘いを断るつもりか？」
s「…先輩の誘いは断ってはいけないというルールはありませんから」
「じゃあ、櫻井がいつも食べてる場所で食べるのは？」
途端に櫻井は嫌そうな顔をした。
s「…岡田さんと三宅さんと井ノ原さんと一緒なんですよ？さっき、井ノ原さん達が来た時に顔が強ばっていたのに耐えきれるんですか？」
櫻井はバカにするように鼻で笑った。
それが俺の心に火をつけた。
「耐えきってみせる…」
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作者名：dccat96love | 作成日時：2021年8月3日 16時
