会社の部下 (ページ21)

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n「いや、してた」

s「してないですって…仕事まだ残っているので良いですか？それにあの女性置いてきてしまって良かったんですか？」

n「あぁ、大丈夫ですよ」

s「いつもそんな感じなのですか？だとしたら最低ですね」

櫻井は冷たい目で二宮を見た。
二宮はいつもの不敵な微笑みではなく自嘲気味に笑った。

n「そんなの俺だって分かってますよ…」

s「はぁ…二宮さんはいつまでそんなこと続けているつもりですか？そんなこと続けてもつまらなくないですか？」

n「そんな事言われたって俺だって分かんねぇよ」

s「まぁ、俺がどうこう口出ししていいことではないですからね。まぁ、二宮さんはかなり最低ということが分かりましたし…」

櫻井は嘲笑うように言った。
イラついた二宮は櫻井の胸ぐらを掴む。
すると、櫻井は悲しそうな声で呟き二宮のを叩き落とした。

s「二宮さんの寂しさはどうしたら無くなるんですかね」

そして、固まる二宮を横目にその場を後にした。

n(寂しい？俺が？笑わせんな)

二宮は櫻井の後を追うように歩く。
しかし、二宮の頭の中は櫻井に言われた言葉でいっぱいだった。

昼食の時間になると松本は櫻井の腕をとった。

s「何ですか？」

m「飯、今日こそは行くぞ」

s「あっ、昨日は食べれなかったですもんね！それじゃあ、行きましょうか？岡田さん達がいる所へ」

櫻井は、荷物を持つと立ち上がった。
それに続き他の4人も各自荷物を持ち立ち上がる。

岡田「櫻井〜」

s「…グッドタイミング」

小声で呟くと櫻井は岡田の元に向かう。
そして、コソコソ話を始めた。

岡田「なるほど…そういう事なら、大野！相葉！二宮！松本！行くぞ！」

大きな声で4人を呼ぶと、くるっと身を翻し出口へと向かった。
その後を5人でついて行く。
屋上に着くと、ドアを開けた。
そこには何人かの社員と奥の方で井ノ原と三宅がいた。

三宅「遅い！」

岡田「すまんすまん」