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s side
中に行こうとする俺を相葉さんが慌てて止める。
a「ちょっ…待って待って！」
「何ですか？」
a「何ですかじゃなくて今、何するつもり？」
「え？中に入りたいんですよね？」
a「いや、ここ予約制で…俺、予約取り忘れたんだよ」
相手に聞かれないように小声で喋ってきた。
「…なら、相葉さん来てください。」
相葉さんは戸惑いえっと言ってきたが、来ないなら止めないでくださいと笑顔でいい、中に入ろうとすると櫻井！という声が後ろから聞こえ、その後足跡が4人分？
「皆さん来たんですか？」
いやまぁと濁らす4人を尻目に中に入った。
店「いらっしゃいませ、予約されて…あら？先程も申し上げましたが予約されてない方は…」
4人の方を向き、店員は言った。
ほらなと言うように4人が俺を見た。
「藤堂」
店「はい？」
「ここのオーナーに藤堂翔が来たって言ってもらっていいですか？」
店「とう…どう…もしかして！」
店員の顔が軽く青くなる。
店「すみません、藤堂様のお連れの方でしたらお通しします！5名様で…よろしいですか？」
「いえ、僕は帰りますので他に4人いるので8人です。」
店「かしこまりました。すぐに席の方をお取りします。」
「急ですみません。よろしくお願いします。あ、それから名前呼ぶ時藤堂の方ではなく相葉でお願いします。」
ポカーンとしている4人に視線を戻す。
「これでいいんですよね？帰るついでに女性社員をよんできます。」
a「ちょっと待った！」
「…何ですか？」
a「ちょーとこっちでお話しようか」
「これから行かないと行けないところがあるので帰りたいのですが…」
a「１分でいいから！」
「明日じゃだめですか？」
a「ダメ！」
１分で終わらなければ帰ればいいかと思い相葉さんの方に行く。
すると他の3人が俺を囲むように立っていた。
「で、話って何ですか？」
a「いや、まぁね…」
「早くしないと１分経っちゃいますよ」
o「分かってるくせに」
ボソッ聞こえた声にイラッと舌があえて明るく微笑みながら聞く。
「何がですか？」
o「だから、雅紀が言いたいこと分かってんだろ」
「さぁ、分かりませんね…口があるんですから言ってもらわないと…」
大野さんの方を向きながら答える。
その時にドアが開いた。
最初は4人の女性社員が来たのかと思ったが違った。
？「翔…くん？」
それは、あまり会いたくなかった人物だった。
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作者名：dccat96love | 作成日時：2021年8月3日 16時
