俺とあいつ (ページ37)

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storm 4 ページ37

s side

stormへ戻ると…

o「しょーーーちゃんだ！！」

智くんが雅紀なみのテンションで絡んできた。
抱きついてきたと思ったらそのままスっと眠りに入ってしまった。

「じゃないよ！！ちょっと！智くん！起きて！！起きてよ！」

智くんに抱きつかれているため体重が俺の方にかかってきて重い。

o「んー？翔ちゃん！翔ちゃんは可愛いなー！チューしよ！ほら、チュー」

「しな…んっ」

その時隣からぶわっと黒いオーラを感じた。
潤もようやく気がついたのか慌てて俺と智くんを引き離した。

o「あー、しょーちゃんが…」

m「バッカ、酷い目に会うのは翔なんだぞ！」

オーラが怖すぎて横を向けない。
でも…これはチャンスかも…
やられてばっかりだと思ったら大間違いだからな。そっとあいつの前にいき手を伸ばす。胸元を掴み引き寄せる少し俺の方が背が低いから前屈みになる。驚いて目を見開いてるうちにあいつの唇にチュッとキスをする。

「…奪っちゃった」

放心状態のあいつの目の前でぺろっと自分の唇を舐める。

「これで機嫌治せよ？」

くるっと回り歩き出そうとした瞬間腕を捕まれ引っ張られた。

「んん…あっ…ま、まてまて…あっそこいや」

急に引っ張られバランスを崩して和の胸に飛び込む感じになった。キスをされ身体をあっちこっち弄られる。

ｎ「煽ったんだからそれなりの覚悟はあるんだろ？」

「煽ってないし！」

ｎ「無自覚か…」

「な、何言って！というより皆見てんだろうが！バカ！やめろ！」

肩を押しあいつの頭を殴った。痛かったみたいで頭を抑え途絶えている。

ｎ「家に帰ったら覚えておけよ？」

ボソッと呟かれた悪魔の声は聞かなかった事にしよう。

かける「そっかぁ、2人とも付き合っているんだもんね」

かけるちゃんは何故か寂しそうな悲しそうに微笑んでいた。

「かけるちゃん？」

かける「ん？なぁに？」

「いや、何でもない…何かあったら相談に乗るから」

かける「もう、どーしたの翔ちゃん？」

「いや、別に…かけるちゃん！俺の隣！」

その時、かけるちゃんがボソッと呟いてたことに気が付かなかった。

かける「昔から翔ちゃんは優しすぎるし、鈍感すぎるよ…僕…いや、俺の気持ちに気が付かないなんて…無自覚って怖いな」

その日は、ワイワイ騒いで帰った。