俺とあいつ (ページ17)

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n side

新宿二丁目に着いた。
あいつを探さないとだな…

「こっち寄ってかない？」
「いいこいるよ？」
「お兄さん無視しないでよ」

(無視無視こういうのは関わると厄介だからな…
もう夜になるから人も増えてきたから探しにくいな…
勧誘の声もあるし…)

ドンッ

「あっ、すみません…」

(人ともぶつかるし…
人に聞いた方がはやいか…
あいつの写真…あったかな？)

歩きながら探しているとぶつかりそうになるので角に避けて探した。

(あった…いや、小さすぎるな…この頃は素直でいい子だったのにな…)

昔のあいつを思い出す。
和にぃ和にぃってずっと後ろをついてきていた。
そんな事を思い出しながら写真を見ていくと

(あった…)

あいつが相葉と話している時の写真…
俺にはこんな顔しないのに相葉にはするのかとモヤモヤして何故か撮った写真だ。

(これで見つかるかな？)

「すみません！」

？「はい？」

「こうゆう子見ませんでしたか？」

？「あっ、この子！何時間か前にかけるちゃんに連れていかれてた子じゃん！可愛い顔してるから覚えてるよ！多分stormの方にいるんじゃないかな？」

可愛い…かっこいいより可愛いかあいつは…

「分かりました、ありがとうございます！」

storm？聞いたことないな

？「場所わかる？案内しようか？」

「お願いします…」

優しい人で良かった…
案内された場所に着くと普通のバーぽい場所だった。

？「ここだよ。まだ空いてると思うから入りなよ」

「はい、ありがとうございました！」

深々と頭を下げ見送ると最初は戸惑ったが意を決して中に入る。

カランカラン

ママ「いらっしゃい」

かける「新しいお客さんだー！！」

2人と話してたあいつが振り向く。

s「ｹﾞｯ何でここに！！」

「よぉ、朝ぶりだな。それはこっちのセリフだよ。何やってんだここで」

睨みつけながら近付くとあいつは焦ったように席をたち近くの男の子(？)の後ろに隠れた。
多分この子がかけるちゃんっていう子なのだろう。

s「何でここが分かったんだよ！」

「親切な人に教えて貰った。話は後だ帰るぞ！」

腕を掴もうとすると上手く交わされた。

s「嫌だ！」

もう1回掴もうと手を伸ばすと

かける「翔ちゃんの家族の人？」

「は、はい」

あいつと話していたかけるちゃん(？)という子が話しかけてきた。

かける「やっぱり！翔ちゃん仲直りするんでしょ？行っておいで！」

あいつを前に押してくれたのであいつの腕をしっかりと掴む。