コロシアイゲーム 2

。 ページ37

天月side


バァンッ！！


luz君が引き金を引く音が聞こえた。
恐る恐る目を開けると
胸に弾が貫通したあらきさんがいた。


でも内心ホッとした。
思った以上に優しい殺り方だった気がする。


しかし、luz君はそれだけじゃ治まらなかったみたいだ。


l｢そらるさん。氷で鎌作ってください。｣


そ｢は？？鎌！？｣


l｢そうです。鎌ですよ。｣


そ｢えっでも、なんd


l｢いいから。お願いします。｣


luz君は感情のない目をそらるさんに
向けて訴える。
そらるさんはそれに負けたのか
渋々呟いた。


そ｢固有名詞コード 11103 "透き通るモノ"｣


空気中にある水分を結集させ、
瞬く間に死神が持つような鎌をそらるさんは
造り上げた。
本当に透き通っていて目を奪われる様だった。


そ｢ほら。…程々にな。｣


l｢分かってますって。そのぐらい。｣


ケタケタとluz君は笑い
氷の鎌を受け取った。
ゆっくりとあらきさんに近づいていく。
目を逸らしたいはずなのに、
何故か目を逸らせない。
目が離せない。


l｢これで…終わり。｣


鎌を大きく振り上げ
あらきさんの胴体目掛けて
勢いよく振り下ろした。


ｶﾞｷｨｯﾝ


しかしそれはある人によって阻まれた。


l｢どうやって闇から抜けてきたん？？


＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ピコさん。｣


ピ｢……そんな事より…どういう事だ。これは…｣


ピコさんは今までに無いくらい
怖い顔をしていた。

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