鍵を返しに行っただけなのに。 ページ8
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部活動はいつも通り始まり終わり、長い練習がやっと終わった。
Aは普通の女子では持てないような重いドリンクを手馴れたように持ち上げ、部室へと移動した。
すると一年の後輩が
「少し手伝いますか??」
「あーいいよ。こういうのは慣れてるから。ちゃんと休憩してな」
そう話しかけてきたのは一年にしてスタメンに選ばれた期待の新人五色工だった。
(工はヘタレ攻めだよなぁ。)
とまぁ失礼な事を考えながら部室へ向かうと
「おおAか。今日もお疲れ様。」
ドアから出てきたのは3年副主将でもある大平獅音だった。
「あ、お疲れ様です。今日は暑かったですね。体調崩さないよう気をつけてくださいね。」
「ありがとう。Aこそ体調に気をつけろよ。最近頑張りすぎじゃないか?」
(ん"ん〜!!パパやん!!ママやん!!)
少し話をした後、部室へ入り洗濯が終わったリーブスやタオルを置き部室を出た。
最後に部室の鍵を職員室へ返すため校舎に入る。
もう既に外は真っ暗なため、もちろん校舎の中も暗い。職員室も残っている先生は少ない。
鍵を返したあと、やっとマネージャーとしての仕事が終わり寮へ戻ろうとしたその時、左の方から声が聞こえる。
少し高めの声、女子生徒の声だろうか。
でもこんな時間に残っている生徒は自分しか居ないだろうと思い少し鳥肌が立った。
早くそこ立ち去ろうと走った瞬間、その声が一気に大きくなった。
(え、怖いんだけど…。)
Aは恐る恐る声のする方へ近づいていった…。
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どうも!こんちゃです!!
突然の作者ブルーナですっ!!
( ̄∇ ̄*)ゞ
ここまで読んでいただきありがとうございます(´ ˘ `๑)♡
実は次で最終回になります!
最終回といってもそこまで長くないですт ̫ т
Aは夜中に廊下で1人。
考えるだけでゾッとしますよね。
最終回もぜひご覧下さい!!
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れいな - 凪佐ちゃんの後輩になりたいと思いました! (2022年7月31日 15時) (レス) id: be0b1c96e8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ブルーナ | 作成日時:2020年9月28日 3時