恐怖か興奮か ページ6
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「え?瀬見さんも行くんですよ?」
「えっ」
「えっいや、だって瀬見さんのせいで白布がこんな事になったんですよね?」
Aは何となく察した。
多分瀬見さんは今の白布に少し欲があるのかもしれない。
確かに恋人がこんな顔赤くして文句言いながら、息苦しそうにしているんですもんね。
瀬見さん耐えろ。大丈夫。私も耐えます。(腐女子モードを)
「あー分かった。じゃあ俺が白布をおんぶしてくよ」
「お願いしますね」
監督達に事情を説明して保健室へと向かった。
校内からは吹奏楽部の演奏や放送部の発声練習や主に文化部が活動しているのが見えた。
保健室は二階のためおんぶしながら上るのには少し負担がかかる。
「階段は気をつけてくださいね。落ちたら死にます。」
「そう言われると逆にプレッシャーなんだよ…。」
そう言いながらゆっくりと一段一段とゆっくりあがっていく。
正直Aも怖い。今は腐女子とか関係無しに。
「はぁ……すぅはぁ…。」
瀬見さんにおんぶされている白布は今も息苦しそうにしている。瀬見さんの耳元で呼吸をしている。
ん?瀬見さん耳元?
「ッ?!?!」
(あれ、瀬見さんの顔なんか赤いぞ?!ふぁっ?!そうか耳元で「はぁ…はぁ」なんてされたらそりゃ興奮するわ!!)
完全に理性を持ち堪えていたAであったがこんな状況にも関わらず、腐女子モードに入ってしまった。
いや、こんな状況だからこそかもしれない。
(え?これで落ちたらおしまいじゃない??え、死ぬんか?私たち死ぬんか?)
次回!!瀬見白&A死す!!!
デュエルスタンバa((((((
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れいな - 凪佐ちゃんの後輩になりたいと思いました! (2022年7月31日 15時) (レス) id: be0b1c96e8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ブルーナ | 作成日時:2020年9月28日 3時