彼女の生態 ページ1
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私は白鳥沢学園高校2年生。身長171.5センチと女子にしては少し高い胴体を持つ元女子バレー部。高校からは男子バレー部のマネージャーをしている。
いきなりですが、私は腐女子です。
ん?BLが見ると思って入部したとでも?それは違うんだ。この男子バレー部に入部して腐女子になってしまった。
「部活ダルいわー」
「授業でさえ疲れるのにね」
同じクラスの女友達、いわゆるいつメン達と女子更衣室でいつも通り何気ない会話をしている。
「Aってマネージャーやってるけど、めちゃ楽しそうだよねぇ」
「え?そう?ドリンク作ったり、買い出し行ったりするくらいだし…別にそんなんでもないよ」
「へぇそうなんだぁ。」
「マネージャーってめちゃめちゃモテそう」
「ゆーてそんなモテないよー?あと偏見で決めつけるのやめてね」
「あ、はい」
「じゃあ、部活いってきまーす」
「「・・・。」」
「Aって初めて会った時から思ったけど少しクールだよね。」
「ん〜クールと言うか真面目というか……。」
「Aがはしゃいでる所とか見てみたいわ」
「ちょっと分かるかもw」
「すぅぅぅはぁ…。」
Aは女子更衣室を出たあと、少し小さめな深呼吸をした。
そして……。
(どっどうしよう!!体育館へ向かえばあの光景を間近でまた見れてしまうっっ……!!今日も無事に帰れるかなぁ?!私!!)
Aは普段、勉強も運動神経も良く学級委員を務めるほど周りからは信頼を先生達からは優秀な生徒だと見られている。
だけど、内心はクールや真面目を切り捨てこの通り。
こんな姿を他の人に見られてしまったらまぁ言うまでもない。
(落ち着け…A。私はただのマネージャー。今日も部員達のために懸命に働く。)
などと心の中で呟きながら、体育館へ向かう。
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れいな - 凪佐ちゃんの後輩になりたいと思いました! (2022年7月31日 15時) (レス) id: be0b1c96e8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ブルーナ | 作成日時:2020年9月28日 3時