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考え事31 ページ32

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「さっきからシャリンガン、シャリンガンって…何だそれ?」





ナルトの問いに対し
うちはさんが答える。


図書館の裏倉庫にあったなぁと
思い出しながら話を聞く。





「…しかし、写輪眼の持つ能力はそれだけじゃない」



「え?」



「クク…御名答。
ただそれだけじゃない。

それ以上に怖いのはその目で相手の技を見極めコピーしてしまうことだ」



「オレ様が霧隠れの暗殺部隊にいた頃携帯していた手配帳にお前の情報が載っていたぜ」



「それにはこうも記されていた。

千以上の術をコピーした男…
コピー忍者のカカシ」





自分でオレ様って言うんだ……と
変なことを考えつつクナイを構える。





「さてと…お話はこれぐらいにしとこーぜ。
オレはそこのじじいをさっさと殺んなくちゃならねェ」



「!!」





咄嗟にタズナさんを囲むように
クナイを構える。





「つっても…カカシ!
お前を倒さなくちゃならねェーようだな」





すると、一瞬いなくなったと思った途端
水の上に立って現れた。





「忍法…霧隠れの術」





水の上にはフワリと葉っぱがあるだけで
再不斬が消えてしまった。





「まずはオレを消しに来るだろうが………


桃地再不斬。


こいつは霧隠れの暗部で無音殺人術の天才として知られた男だ」



「気がついたらあの世だったなんてことになりかねない。


オレも写輪眼を全てうまくつかいこなせるわけじゃない…お前達も気をぬくな!」





どんどん霧が濃くなっていき、
ピリピリとした空気が漂う。





「8ヶ所」



「え?なっ…何なの!?」



「咽頭・脊柱・肺・肝臓。
頸静脈に鎖骨下動脈、腎臓・心臓……


さて…どの急所がいい?クク……」





途端にぞくぞくとした殺気が走る。



この世界の人じゃないからか、
死に抵抗がない自分に驚く。


死に抵抗がないとなると殺気を向けられても
怖いという思いにはならない。




なんか可哀想な人みたいだな……わざと怖がる?
いや、それこそ可哀想……




ふと、震えている手が目に入る。
うちはさんもナルトと同じ12歳だもんなぁ…





『……』



「!!」





春野さんじゃなくて申し訳無いと思いつつ
手を握ると少し震えが収まった。





「サスケ…安心しろ。
お前達はオレが死んでも守ってやる」



「オレの仲間は絶対殺させやしなーいよ!」





もう大丈夫だろうと手を離すと
どこからか声が聞こえる。

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自由人(プロフ) - とてもおもしろく読ませてもらっていマス!!無理せず頑張って下さい!!楽しみにしています!! (8月16日 1時) (レス) id: b34eb76dce (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:カワラノ | 作成日時:2023年8月8日 15時

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