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あれよあれよと2人が座る席に強引に引きずり込まれ、何故かアイスティーを吸っている真っ最中




隣に座る女・・・毛利蘭は私の腕をガッチリと掴み、逃げようと少しでも動けば即座に引き戻される

向かいのカチューシャは鈴木園子というらしい
どこかで見た気がするなと思えばなんとまあびっくり、鈴木財閥のお嬢さまらしい ふーん(興味なし)




「Aちゃんって引っ越してきたんだよね?前はどこに住んでたの?」
『六本木』
「六本木?!チョー金持ちじゃん!」
『・・・アンタが言う?』




華の女子高生持ち前のコミュ力によって「怪我はもう大丈夫?」から始まった会話は私への質問責めに変化を遂げていた

ちなみに名前呼びは許可した覚えはない
まあなんて呼ばれようがどうでもいいけど




「え、アンタの親ってなんの仕事してんの?」
「確かに気になるかも・・・きっとすっごい良い仕事だよね」
『知らない』
「え?」
『何年か前に金だけ置いて消えた
だからずっと兄貴と暮らしてた』




両親は兄ちゃん達が最初に少年院行ったタイミングで私を親戚に預けて消えた

多分2人にはそれぞれ不倫相手がいたし、兄ちゃん達は怪我したりさせたりが日常茶飯事で、その度に警察が家に来てたからそういうのもあって色々と限界だったんだろう

今更なんとも思わないし、私には兄ちゃん達がいればいい
ずっと3人で支え合って生きてきたから




「ごめんね、嫌なこと聞いて」
『別になんとも思わないからいい』
「じゃあ、Aのお兄さんの話聞きたい!」




若干重くなった空気を変えようと園子がそう言い出す
その言葉に同意を示すように頷いた蘭に疑問が生まれた




『弟から聞いてないの?』
「弟・・・?」




頭の上に疑問符を浮かべた姿にこちらも同じような状態になる




「あ、コナンくんのこと?」
『そう、あのガキ』
「あの子はウチに居候してる幼馴染の親戚の子!」




弟じゃないのか
・・・そういえば苗字違ったわ




『まあいいや、・・・なんだっけ?兄貴の話?』
「Aのお兄さん絶対イケメンだよ!そう思わない?蘭!」
「確かに、Aちゃんすごい可愛いからそれは分かるかも・・・」




兄ちゃん達は自他ともに認める美形だし、その2人と同じ遺伝子の私もなかなかにレベルが高いことは既に幼い頃から自覚済みである

ここで少し気が乗ってしまった私は「写真あるけど・・・」と余計な一言を発してしまった

終わり ログインすれば
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おはよ - 更新してくださいぃぃぃぃ (2023年1月19日 20時) (レス) @page23 id: f100e4cf09 (このIDを非表示/違反報告)
若葉 - 題名を見た瞬間にはもう話を見ていた…… (2022年8月15日 8時) (レス) id: 6c9eae5177 (このIDを非表示/違反報告)
秋吉(プロフ) - 東リベ好きにはたまらないコラボですね。始終表情筋緩みっぱなしで読んでました笑 (2022年8月10日 18時) (レス) @page23 id: 9284e42836 (このIDを非表示/違反報告)
七巳流 - 東リベ見た事ないですが、とても楽しみにしてます。 (2022年7月27日 18時) (レス) id: bff6de7ecd (このIDを非表示/違反報告)
toratora10(プロフ) - コナン再会したら主に尋問盗聴発信器と沖矢プラスになりがち (2022年7月17日 10時) (レス) @page23 id: d5d529a22f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:りあ | 作成日時:2022年6月22日 15時

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