どーも灰谷です【名探偵コナン】【東京卍リベンジャーズ】

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『・・・それ、私の子なんだけど』





待ち伏せしていたかのように私のバイクの周りに集まる男どもを舌打ちで散らして帰ろうとすれば、集団の中でひときわデカい図体の男に肩を組まれた





「俺たちのシマにネズミが入り込んだって聞いたもんでよォ」
「どこのクソガキかと思えば不良かぶれの可愛いお嬢ちゃんだったんで驚いちまった」





下品な笑い声をあげる奴らを睨みつけると「おー怖い怖い」と言いながら近づいてくる
マジで汚ねえ触んな近寄んな





肩を組まれたまま片足を蹴り上げれば顎にクリーンヒット
うめき声をあげて男はその場に崩れ落ちた





『近寄ってくんじゃねえよ不細工が』
「テメェ・・・」





ガン、と後ろから一発食らう
そのおかげで身体が自由になり、首と肩を軽く回した






「・・・オイオイ“天竺”が渋谷に何の用だ」
『気付くの遅ぇよ、その眼球はお飾りか？』






こいつらはやっと私の特服の文字に気付いたらしい






「天竺って言えば2月に東卍とやりあったとこだろ？」
「総長が死んだらしいな。オマケにサツに捕まった奴らもいるって？」
「東卍なんて中坊の集まりじゃねえか」
「極悪の世代？か弱い世代の間違いだろ」
『・・・あ？もう1回言ってみろよ』






「何度でも言ってやるよ、か弱＿＿＿＿」






こんな女1人どうってことないと思ってんのか、笑いながら口を開いた男が言葉を発した瞬間に飛び掛かる
そのまま馬乗りになって相手の動きを抑えながらひたすら顔面を殴り続けた






『なんだって？聞こえねえよ』
「ゴフッ」
『あ？極悪の世代じゃなくてなんだ？』
「カハッ、」
『なんつってんのか分かんねえよ、ハッキリ喋れクズ』






あ、抵抗しなくなった
下にいる男はひゅーひゅーとか細い呼吸を繰り返している






ガッと顎を掴んで引き起こせば苦しそうに顔を歪めた






『2度と“天竺”の名を口にすんな
あの人たちを馬鹿にすんな
・・・次やったら殺す』





ぱっと顎から手を離すとゴン、と鈍い音を立てて動かなくなったソイツ






意識飛んだか






「ッブチ殺す」
『今まで突っ立ってた奴に言われてもな』






勢いよく殴りかかってきたのを避け、周りに散らばっている他の奴らに向けて背中を蹴る






そうやって殴って蹴って、殴られて






『キリねぇな、ゴキブリみたいに湧いてきやがって・・・』






周りを見回した瞬間、






ガン






鈍い音と痛みで目の前が真っ暗になった

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